次は自分。
3月の末からアルバイトを始めた。
相方の病院通いの送り迎えがあるので、午後2時以降がいいなあと探していたんだけども
一つ見つけた介護施設があった。
前勤務先に近いけれど午後2時から夜までガッツリ働けるし、8割くらい気持ちが動いていたのに、
ひとつだけ気になる事が。
それはお給料の締め日が月末で、支払いが翌月末ということ。
おかしいら?
今までいろいろなところでアルバイトしたり働いたりしたけど、月末締めの翌月末払いなどというところは
見た事がない。
これじゃあ月末に行っていきなり「閉鎖」されてたら、2ヶ月ただ働きになっちゃうじゃん。
ちょっと胡散臭い気がしてなやんでいる間に応募者が決まったらしいのでやめた。
次も近くの施設だったけれどハローワークを通さずにきまったらしい。
それで次に目に止まったのがクリーニング店の受付だった。
「ふーん。老後は年金もらいながらクリーニング屋さんの受付でもしながらのんびり過ごすのもいいか。」
とか考えて面接に行ったら「来てください」と言ってもらえたので(まあ高齢者を雇うと雇用側が
奨励金もらえるらしいし)
行くことになった。
最初に求人が出ていた場所とは全く違う店だったけれども
「研修するにはここの方が覚えやすいと思って」
そこの小さな店で研修が始まった。
最初に予定した店とは方向は真逆だったが牛子の家からは結構近いし、そのまま実家に向かえる方向でも
あったので問題はない。しかも時間を3時からの日と1日できる日と都合のいいように組んでくれたので
そこもありがたかった。
しかーし、研修を始めると覚えることが山のようにある。
もう、それほど覚えることもないかもしれんけど、念のため持っていった小さなメモ帳が
3週間で全部埋まった。結局バイブルサイズのバインダーノートにまとめながら書き直し、
頭の中を整理しながら覚えねばならなくなった。
今いる店は、70過ぎの勤続20年以上のベテランの姉様と交代で勤務することになるらしい。
レジとか会員制とか無くてポイントカードだけなので、(しかも40店舗以上ある店の中で1、2を争う
暇な店らしい)
では早く独り立ちしてのんびりしたいものだ。
と不良みたいなことを考えていたら
「暇すぎて仕事を覚えられないから戦場のようなところへ修行に行きます。」
と言われてある日の土曜日、朝10時からその店へ行った。
その店も人手が足りず現在仕事を教えてくれている営業の兄様が交代で入っているらしく、
開店と同時にお客さんが次から次へとやってくる。
「レジはまだわからないから、とりあえず見てて下さい。後は裏で検品ね。」
とんでもねえ!
レジのあるカウンターに近寄る暇もなく、いつのまにか外に行列ができている。
研修中の店は若い主婦からおばあちゃんまで女の人が多いのに、
ここは開店と同時に気の短そうな男の人がわんさかやってくる。
しかも会員制だから更新の人やら何やら、ちらっと見て見るのをやめた。
それに、来る人来る人カウンターにどっさりと持って来られる。
私はと言えば、奥で伝票と照らし合わせながら検品をし番号票のようなものを
取り付けて行く。破れはないかシミはないか、結構焦る。
やってもやっても終わらない(と言うより、そもそもまだ覚えきれていないのでわけがわからん)
そんなこんなで4時間ジタバタしていると、交代の大ベテランN様が出勤された。
指導の兄様が簡単に紹介してくれたけども、
「あ、そ」
で終わった。
新入りのババアなんか相手にしてられっか、と言う感じ。
仕方ないよね。仕事もまだ覚えてない人間に自分の仕事場荒らされたくないよなー。
その後、「入れた袋が間違ってた」とかあれこれミスを指摘されたので」
「仕事増やしてしまって申し訳ございません」
と謝っておいて下さい、と兄様に言っておいた。
ところできょうは、実家近くのお店で研修。
落ち着いて見てみると、お給料は会社がくれるけども、ほぼ自分たちで解決しろ 的な方針らしい。
シフトなどもその店に入っている人たちで決めて報告さえすれば良いらしい。
そのかわり細かい決まり事や会社への報告事項が沢山ある。
合間にチラシも配らねばならない、会員さん用の葉書も書かねばならない。
ボサボサしていると他の人に負担がかかりすぎてしまうから
ちゃっちゃと仕事をこなして行かなくてはいけないのだ。
唯一、気を使わなくていいのは休憩時間にみんなのお茶の心配をしたり
お昼のお茶の心配をしなくてもよいこと。
食べても食べなくても誰にも何にも言われないこと。
そこがめんどくさくなくていいのだ。
まあ、前途多難な気もするけど頑張るしかない。