多くの都府県は「暴騒音規制条例」を定め、10メートル離れた計測で85デシベル以上となる騒音を刑事罰で規制しているが、沖縄には同様の条例がない。
に驚きました。
たとえば、
愛知県には
この条例が制定された、というTVニュースでは、
街宣車による暴騒音に人々が耳を塞いでいる、
という(映像の画質から察するに)昭和五十年代ごろの
資料映像が使われていました。
その資料映像から数十年後、
名駅近辺では、
キャンピングカーに積んだ発電機&拡声器で、
街宣活動を行う、
という光景を、幾度か見かけました。
もちろん、条例に反しない範囲の音量でした。
キャンピングカーを使っている理由は。明快。
大型の街宣車よりも、
維持費が安く付くから。
ちなみに、
キャンピングカーの拡声器から流れる音声は、
合成音声による女声でした。
さて、沖縄県に話を戻すと、
県内に住んでいた頃から15回以上行進に参加している福岡市の女性(80)は「昔は右翼も論理的な話をしていたけど、最近はただ罵倒するばかり。劣化を感じる」とあきれた。
昭和の頃、治安維持法による弾圧から生き延びた理論家たちが、
右翼団体に理論指導をしていたそうです。
しかし、
理論家たちを育てる仕組みが、右翼団体側には見受けられない。
理論家が消えれば、
暴騒音は只の騒音に堕落する。
同時に、「行進の参加者が減っている。私たちの運動も徐々に衰えてきているのかもしれない」と危機感を口にした。
デモ行進から電子端末の駆使への
シフトが進んでいるとみるべきでしょう。
(特に沖縄では、交通手段の問題が足を引っ張る。沖縄では渋滞に引っかかると、開始時刻までに辿り付くことすら、困難。公共交通機関が限られていますから。)
右翼団体の車両が、
大型車両からキャンピングカーに変わったように、
道具は変わるものです。
暴騒音に 武者人形すら泰 (舶匝)
「泰」の意ゆえ、二通りの解釈が可能。
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