「パジェロ」は岐阜県で生産されています。
そして、間もなく
岐阜県で生産されました、
になります。
三菱自動車が子会社パジェロ製造(岐阜県坂祝町)の工場閉鎖を検討していることが22日、関係者への取材で分かった。27日に発表する中期経営計画に盛り込む方向で最終調整している。
工場では輸出向けのスポーツタイプ多目的車(SUV)「パジェロ」やSUV「アウトランダー」などを生産しているが、近年は販売低迷で稼働率が下がっていた。
販売低迷の理由には、どういう訳か、触れていない。
三菱自動車は、ルノー・日産・三菱自アライアンスの下僕。
アライアンス加入当時、三菱自動車について、
によると、
「思えばゴーンさんは、ルノーから日産に派遣されたときも、『フェアレディZ』や『GT-R』などのスポーツモデルを復活させました。これらは経営危機のなかで日産がスポーツカーの時代ではないと自分で捨てたものです。日産にやってきたときは“コストカッター”というイメージが先行していましたが、ブランドにとって大事なものは何かということを考える人でもあった」(前出のライバルメーカー幹部)
軽自動車やEVの燃費不正も、自社の実力値を無視してトップランナー級のエコ性能を目指した結果引き起こしたようなものである。一方で、高性能車やSUVなど、三菱自動車がかつて得意としていた分野のモデルは手薄になる一方だった。
三菱自動車が自分のブランドアイデンティティを生かして再起するうえで大事なのは、こういう三菱ならではの車づくりに惹きつけられてきた顧客のニーズをもう一度掘り起こすことだろう。パジェロは欧州市場で年間5000台程度、日本では年間1000台強が売れているにすぎず、三菱自動車にとってはやめたいモデルの最右翼であろう。が、「あの○○を作っている三菱の」といった枕詞になり得るモデルは、もはやパジェロしか残っていない。ブランド作りにおいてはやせ我慢も必要だ。
数週間前、
という記事が登場した。
そこで紹介されていた「パジェロ」
しかし、「パジェロ!パジェロ!」当時の威光は、
既に消え去っていた。
ていうか、ゴーンさんが追い出された後、
三菱自動車経営陣が踏みにじった。
そして先日、
「両社の提携に対する市場の信頼に問題がある。個人的には、日産とルノーの決算は惨めだと感じる。両社は内向きになっている。両社の間にもはや経営の真の融合はなく、不信感が漂う」
内向きの一端が、
ルノー・日産・三菱自アライアンスの下僕、
三菱自動車の墜落は語るまでもない事。
三菱自動車にとっての「蜘蛛の糸」は、
「世界有数の車好き」ゴーンさん
と
立派なブランドイメージを背負っていた「パジェロ」
三菱自動車は軽率にも、どちらも斬ってしまった。
傍題・三菱自動車工業株式会社
大地灼け パジェロ去りて 灰の海(舶匝)
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