高校地理で習う通り、
日本列島は比較的新しい「山地」です(だから平地がすくない)。
そして山地は、
時を経るにつれて崩れ、土砂として川に流されます。
だから河口部に平地が生まれる。
広島平野のように。
山地は、
必ず崩れます。
「土砂災害がたびたび起こる広島 建設された砂防ダム106基と、とどまる住民の思い」
に登場する行政当局のように、
「守り」に専念するのか。
それとも、
最晩年の幸田文さんのように、
山地に挑むのか。
上記特集記事に登場する住民さんたちの多くが、
高齢者であることを、幸田文さんが知ったならば、
何と書いたのか。
ちなみに、孫・青木奈緒さん は、幸田文さんの挑んだ山地を尋ね、国交省の広報誌に寄稿されていました。ただ、幸田文さんが挑んだのち、崩れ過ぎて立ち入り禁止となった山地もありました。
山崩れ それでもケルン の如く建つ (舶匝)
ケルンとは、登山道の脇に石を積んで作る物。
墓標を兼ねることもある。
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