先日広島、そして長崎で原爆の日を迎えました。 そして、今日は終戦記念日です。 65年もたつんですね。 私は、戦争を知らない世代です。テレビで特集を目にしたり、修学旅行で広島にいったくらいです。
自分のまわりに被爆者やその遺族もいませんが、 90を越える祖母と話していると空襲や戦争当時の話をききます。戦争を経験した方々にとってはとてつもなく恐ろしい経験だったと思います。
亡き祖父は戦争に行っていますが、当時の話は口にはしなかったそうです。 祖母も本当は思いだしたくないのだと思いますが、 「戦争を知っているもんが伝えていかないと、戦争の恐ろしさは忘れさられてしまう」 という思いで話してくれます。
毎日空襲警報に怯え、満足に食料の配給もなく苦しい時代。
実家の田舎から食べ物を腰に巻き付けて服の下に隠して貰ってきても、警官に見つかって没収されたそうです。 家族や親戚、皆助け合って生きることが必死だった時代です。
テレビで見ていると他人事のようにどこか見ている自分がいます。 でも実際体験した人から聞く話しは違います。その人が感じた恐怖感が伝わってくるから…。
そして、今が本当に豊かで恵まれているんだなと思わされます。
少しくらいの不便や、嫌なことも、恵まれているからこそ思えるんですよね。
沢山の人を悲しませる戦争を決して繰り返さないよう、
特に戦争を経験していない世代に、過去にどんな事があったかを思い起こして欲しいなと思います。
私は終戦記念日には『本当に今はいい時代になった』と話している祖母の顔を思いだします。