数学のこころ:この本で育てよう!

2006-10-21 | 自然科学
ジュンク堂で昨夜再発見・・・


購入して読み始めたばかりだが、昔高校生・浪人生のときにかじり読みした森毅さんの数学文庫のひとつ。

彼の本のせいで、大学の講義というものが非常に自由なもので、学生は特に拘束されないものと思い込んだまま、地方国立大学の電子工学科に入学後も授業を舐めたまますごしてしまった。おかげで、大学院の無利子の奨学金は定員外にされてしまった・・・・こんなことを書くと、高校生には余り薦められないはずのものと受け取られると困る。

昔の大学は、現在の大学院博士課程に置き換える必要があります。とくに、エンジニアリング系は、トレーニングをきちんとすることで現代科学技術に追いつく必要があるので、数学科のようにはいかないんですよ!答えがはっきり導けるわりと簡単なものを扱うので、工学部の成績は、まじめにやればやるほど良くなるのを注意しよう!!

ただし、東大・京大の教養課程は、かなり穏やかに取り組んでいるので、ある程度自由を期待して良いと思います。その他の国立や私立はカリキュラムの考え方を良く調べてから入学しましょう!


でもまあ、数学が苦手で試験の点が取れないと嘆いている受験生もそうでない人も、この本のような若干難破なものをつかって、数学の雰囲気をつかむのはとても重要です。ココロが大事なので、感性を育てることが有効だと思うのです。

私の場合、試験の点は殆ど取れないのだけど、感性だけは、森さんの話のおかげで育てられたと思います。

それと、数学のトレーニングを、絵のデッサンに取り組むのと同じように、自主的取り組む気持ちにさせてくれると思いますね。
でも、数学科と君の学科の違いには注意してね!

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