D-1が気に入ったわけ・・・

2006-12-15 | CMOS
なぜ、このときこの缶コーヒーばかり飲んでいたのかと言うと、D-1というラベルに起因する。そして、私のCMOS回路の特許も自分の中ではD-1特許と銘打つことになったのです。

これは、昨年の9月、スターバックスでコーヒーを飲みながら、休日の昼下がりを楽しんでいた時点にさかのぼる。(このブログの9月~10月参照:実証されたのは今年の新春以降。現在クライエント社では量産中)。

下のようなことも書いてあった・・・はじめは直感的に大丈夫だと思った特性を、普遍的に確認したくなり(理学部物理教室の性分のため?)ポイントとなる回路特性を表す関数の比をDを定義し、これが1になる条件を数値実験で試していたのだ。その後、今年の夏新発売となった缶コーヒーがD-1という銘柄・・・何と言う一致!!

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さらに詳細に特許案が、CMOSプロセスに依存せず、どこのCMOSFabで作っても通用するものであることを、近似式で計算し、理論的に厳密に正しいと確認できた。Scilabの関数定義を使って、2つの関数を計算。また、これらの関数の比を計算させた。このとき、割り算のさせ方に一苦労したが、どうにか正しく計算してくれた。


あるCMOS特性関数y=f(Vthn)


あるCMOS特性関数y=g(Vthn)


gとfの比の計算結果


現実的なCMOSパラメータを代入しているときに、この比は見事に定数1に非常に近い値となった。

よかった、よかった。一時はどうなることやらと、焦った・・・

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CMOSとはこのように使うと、CMOSが喜んでくれるんだな・・・と感慨に耽ったものだった。

あの缶コーヒーも何かのバランスが取れている条件で完成されたものだったのでしょうか?

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