システム思想について(1)

2010-04-21 | Weblog
イデオロギー的な対立は、アメリカ政府内にもしっかり存在することの表れであろう。
あれを鵜呑みにする国民になるのでは、かなり哀しい。

教育とはなにか?
仕事とは何か?
について考えるにも、
システム思考は必要だと思います。

さらに、システム思想を形成して、
戦略的に実践することができて初めて、
国際的な信頼感が高まる経済文化活動になるとも思います。

例えば、教育は、
科学文化的に先進である国家が、
後進国にその科学文化を広めるときに、
自分の国では子供たちを平和に生きるための知恵を授けていますと、
しっかり伝えて、信用してもらう必要があるから、存在するのでは?
という視点が、システム的に考えると持てます。
その他方で、もっとシステム思考すると、
軍事教育トレーニングもしている国の場合、
一見すると、矛盾してしまい、説得力が無くなります。
ですが、自分で自分の国を守れない国は、
歴史的に舐められますから、
だからこそ両面からの教育をバランス良くしている国家であると、
そう、表現し、伝える実行力が、システム思考の表れであるとも言えますね。

我々も、独自のシステム思考を実践して、
システム思想を形成していかないと、
世界からの信頼は得られない時代が来ているのかもしれないと
この本を読んで、そう思わせていただきました。

そういう個人的な妄想とは別に、
実際にシステムをバランスよくする人たちは、
前野研究室のような学歴をもつ若い人たち、或いは、システム思考ができるように教育訓練された若い人たちが、これから10年,20年後に成長した後に表れてくることなのでしょう。
そういう若者の教育を狙っているのだな、と読んでて思いました。

たとえカオスだからって、ちょっとした読書が社会人に影響を及ぼし、
大きなシステムの変化につながるというのは、
タイムスケールが不明なので、ある意味やはり投げやりな議論との矛盾が生じるので、
厄介なテーマですね。
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