「ゲゲゲの鬼太郎」 などの名作で知られる
水木しげる さんが亡くなりました 御年93歳
ニュース では 生前の氏の飄々としたお姿が
平和への思いや 戦争の体験談とともに流れました
「ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りが込み上げてきて仕方がない
多分 戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う」
著書 「総員玉砕せよ!」 のあとがきにある言葉だそうです
読んでみようと 図書館で検索をしたら個人貸出中
ならば 、 別の本 ‥ 「水木しげるのラバウル戦記」
ラバウルにおける初年兵の日常が瑞々しく綴られています
ほとんどの兵隊は生きて日本に帰ることはありませんでした
一文を ‥
人のい生き死にほど不平等なものはない。
特に、戦死したものとそうでないものの差、
これほど大きいものはない。
もっとも、生きることを無上の価値としてみたときの話だが。
人間は本来“平等”が好きで、
運のある人が不運になったりすると、みな安心したりする。
要するに、“幸福の一人じめ”みたいなことをきらうわけだ。
平等は、決して悪いことではないし、いいことだが、
どうも自然とか運命というやつは平等でないようだ。
若くして、食うものも食わずに死ぬのは気の毒なことだ。
終戦後の労役中に描かれた絵もあります
水木さんが生き残っていなかったら
下士官が たくさんの紙と鉛筆をくれなかったら
存在しなかったであろう 、 絵
ご冥福をお祈りします
戦争を伝える人が また一人いなくなってしまいました
参考文献
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