今週の 『 プレバト 』 の記事を書いたところで ‥
先週の おさらいを忘れていたことに気付きました ‥
「 紅葉の京都・南禅寺 」
ランキング 1位 は 東国原英夫さんの
紅葉燃え五右衛門殿が屋根に立つ
才能アリ 70点
歌舞伎の名作 『桜門五三桐(さんもんごさんのきり)』 で
石川五右衛門が 南禅寺三門から見た景色を愛でて
「絶景かな絶景かな」と叫ぶ名場面を表現した
‥ という一句
五右衛門が三条河原で釜茹でになっている
紅葉が炎に見えて 釜茹での五右衛門さんが
南禅寺のこの紅葉を見たかったんだろうな 、と
この紅葉を見たら今でも 「絶景かな」 と言うかな 、 と
夏井いつき先生の解説~
あの写真から 石川五右衛門に行くという
楽しませてもらった
「殿」を付けることで 飄々とした味わいを醸し出している
「紅葉燃え」 と月並みな言い方になるところ
釜茹での火のイメージを表現した 、 上手く使っている
ただ一点 、 語順がもったいない
語順を変えてレベルアップ
さあ 添削
俳句は 1どの映像から入っていくかが すごく重要
これだと 紅葉からになる
反対に 屋根 からいった方が面白い
「屋根に立つ」 誰が屋根に立っているんだろう
「五右衛門殿」が出てくる 「や」 で切る 、 詠嘆して
最後に 「紅葉燃ゆ」 、 言い切る
最後に 火のような紅葉が出てくる
面白味のある映像になる
屋根に立つ五右衛門殿や紅葉燃ゆ
そして 、 歴代優秀者の昇格試験 、 Kis-My-Ft2 横尾渉さん
特待生から昇段をかけての 今回の一句は ‥
紅葉散る京都は冷たき雨の中
本当は写真の風景を見に行きたかったのだけど
雨が降って 紅葉が見られなかった
あの写真のポストカードを買って
来年こそ綺麗な景色を見に行こう
夏井いつき先生の解説~
語順をとってもよく考えて作っている
頭に 「紅葉散る」 とあって 色彩と動きが出てきて
「京都」 という地名が出てくる 、 たくさんの伝統がある地
この地名が入るだけで かなりのイメージを喚起する
「冷たき」 皮膚の触感
「雨の中」 光景が展開していく
一つ一つの言葉が 他の言葉と
意味やイメージを重ねることなく
必要な位置に的確に置かれている
この句を読んだ人は
ほとんど変わらない映像が 脳の中に再生される
描写力!
査定は ‥‥‥ 現状維持っ!
無難かな ‥
きっちりと光景を描くだけの力はある
ただ 、 これを読んだ時に
作り手が誰なのか ハッキリしない
ちなみに ‥ 2位は おのののかさん
紅葉の炎(ひ)にのみ込まれし白の息 でした
凡人 、 60点
はい 添削
紅葉の炎(ほ)に我が白息の飲まる
ザ・ いつきマジック! 今回も 楽しく学ばせていただきました
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