止まり木

一歩、一歩。~あせらずあきらめず~

手紙。

2023年02月11日 14時27分00秒 | つぶやき
すごく久しぶりにレターセットを買って、手紙を書きました。

2020年の手紙に93歳になったと書いてあったので、今年96歳の知人であるおばちゃん宛。
母が若い頃からの知り合いで(高校生とか20代とか)、昔、おばちゃんのことを、実の親よりも親のような存在と言っていました。
親には言えないことを話せる存在だったのかな。
子供ごころに、あまり踏み込んではいけないような気がして深く聞けなかったことを覚えています。
おばちゃんの方も、母のことを話す時、何かを思い出すように、遠くをみるような目で、あの子も色々あったのよ…というような事を言っていましたから…。
私が知っていることもありますが、知らないこともあるのでしょう。
知らない方がいいことなのかもしれません。

おばちゃんは独身だったけれど、おばちゃんの家には私より1才か2才下のやんちゃな男の子がいました。
なにかやらかしては、おばちゃんに追いかけられて叱られていたっけな。
その子は、おばちゃんの妹の息子さん。甥っ子ですね。
事情があって、おばちゃんの元で育てられていました。
いつ頃だったか、関西に住むその妹さんには新しい家族がいるのだと聞かされました。息子を引き取りたいと思っているらしいけれど、息子くんの方がそれを断り、おばちゃんの元に残ることを決めたと。
「あの子が決めたことやから」
というおばちゃんの言葉を覚えています。
おばと甥っ子の暮らしは、大変な事も多かっただろうと思います。
おばちゃんの思い、あの男の子の思い。
二人を見て、想像しては、その関係性に複雑なものを感じていました。
そして、母と私をいつも見守ってくれるおばちゃんと、母との関係。
どんなきっかけで、おばちゃんと母が、親子のような関係になったのか。
長い長いご縁ですが、もう15年程は会えていないのではないかと思います。
そのおばちゃんとなかなか連絡がつかなくなっていたのですが、老人ホームに入所しているというのが分かり、手紙を出したというわけです。





つづく
コメント
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