止まり木

一歩、一歩。~あせらずあきらめず~

映画「Perfect days」

2024年03月14日 08時54分00秒 | つぶやき
先月、街の映画館で役所広司さん主演の「Perfect days」を観ました。

役所さんが演じる、公衆トイレの清掃員の平山さんの日常を描いた映画ですが、本当に平山さんがいて、お仕事で公衆トイレの清掃をしているみたいで、まるでドキュメンタリーを観ているようでした。

それから、映画に出てくる公衆トイレ(何ヶ所もでてくる)が、えっ、行ってみたいこのトイレと思うような、おしゃれというのか、目を引くトイレなんですよね。
映画を観た後に調べたら、「THE TOKYO TOILET」(TTT)というプロジェクトがあって、公共トイレのネガティブなイメージを変えようと、一流のクリエイターが関わり、斬新なデザインのトイレが出来たのだとか。
この映画も、このプロジェクトから立ち上がったものだそうです。

これ、どうなってるの?というトイレもあって、いつか実際に行ってみたいです。

話がそれましたが、平山さんの日常は、毎日同じように見えるけれど、空の色も、お天気も、仕事も、人との関わりも、木漏れ日のゆらぎも同じ日はいちにちもないわけですよね。
私も、朝、カーテンを開けて、窓を開けて、空の色を見て、心の中で、わぁ、きれいとか、さむっとか、雨なのー?濡れるのきらいなのに…とか、たまには雨も降らないとね…とか、今日もがんばろうとか、なんか今日調子わるいなとか、やる気でないわ…とか、ほんとうに、毎日違うんだと感じている。
そうかと思えば、ご飯作りながら、洗い物しながら、毎日毎日同じことの繰り返しだわ、あーあ…と、ため息ついたりもして。
変わらない日々に、これが幸せなんだと思ったり、やっぱり変化が欲しいわよと思ったり、木漏れ日みたいに、ゆらゆらしている。
静かに、穏やかに暮らしているようでも、秘めた情熱みたいなものもあったりして。
そうこうしていると、突然心を乱されるような出来事が起きたりする。
そんなことを繰り返して生きてるんだなぁ。
私にとっては、そんなこんなを考えさせられる映画でした。

私はすごく好きだけど、退屈に感じる人もいるかも。
私の隣の席の方、途中で席を立って、お手洗いかなと思っていたら、そのまま戻って来なかったな…。





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