スミレの季節が始まって以来
ピークを踏まない山歩きが続いていますが
今日は、山麓でスミレを見た後
別の山へ登る計画です。
(← タチツボスミレとアカネスミレ)
三連休の3日目、少し早めに家を出て 河口湖へとやってきました。
ため息が出るほどに美しい富士山は、やはり日本を象徴する山ですね。
湖のほとりで記念撮影をしていた人の多くは、中国からの観光客のようでした。
まず最初に姿を見せてくれたのは、イブキスミレでした。
透き通るような白い花弁と柔らかな葉が、清らかで上品な印象です。
シロバナイブキスミレ
花期が比較的早いスミレですから、この株は遅咲きということになるでしょうか。
タチツボスミレ、アカネスミレ、エイザンスミレ、アケボノスミレ、マルバスミレ
ナガバノスミレサイシンなどにご挨拶しながら、ビューポイントまで上がって来ました。
ここからの富士山もまた 素晴らしい眺めです。
陽だまり大好きな フデリンドウや数種類のスミレが咲いていたこの場所では
ちょっと変わったスミレを見つけました。
唇弁の両脇に わずかに紫色を残した 押しつぶされたような形の花
ミドリタチツボスミレは 黄緑色の花に見えますが、なんと、花が葉化した品種なのだそうです。
(葉化って何? はっきり理解説明できませんが)
そして、 今日のお目当ての スミレに出会うことができました。
2年ぶりのゲンジスミレ
葉の裏が紫色であることから、紫⇒紫式部⇒光源氏 と連想しての名だそうです。
花弁は裏側のほうが色濃く、おまけに側弁基部が黄色を帯びている オシャレさん
でも、後ろ姿は 高貴というよりはチャーミングですね。
さらに そこから少し離れた場所には、先程より大ぶりの花が咲いていて
葉っぱには 斑が入っているように見えました。
日本には
はっきりとした斑の入るゲンジスミレは自生しないそうですから
《 ビミョーな斑入りゲンジスミレ 》
というところでしょうか。
さて、本日の目的は達成しました。交通渋滞を避けるために午前中には河口湖を脱出して
午後は軽くピークを踏んで、山中湖から道志道を通って帰宅することにしましょう。
イカリソウ/レンプクソウ/フデリンドウ
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山中湖周辺に着いたのは、まもなくお昼になろうかという時間でしたので
歩行時間が短く まだ歩いたことのない加瀬山(わかる人いるかしら・・・ )へ行こうと
富士山撮影地として有名な二十曲峠まで車で上がりました。
二十曲峠
1000mを越える稜線は 芽吹いたばかりで
前方には、木々の梢を透かして 杓子山や鹿留山が見えています。
お花もちらほら見られました。
クロモジ
枝に咲く花
ウリカエデ/フジザクラ
地面に咲く花
アケボノスミレ/シロバナアケボノスミレ
タチツボスミレ/アカネスミレ
ここは、富士山の周り 161km 累積標高差9164m を走るウルトラトレイル・マウントフジの
ルートになっています。昨日までの大会期間中(26~28日)には
出場選手たちが汗を流し、また自分と闘いながら走っていたことでしょうが
それも終わった今日は、高原の散歩道のような 静かで穏やかなトレイルでした。
山頂は 1275m
二十曲峠へ戻った後、石割山方面へも散策して 今日の行動は終わりです。
行動時間はそこそこ長くても、移動距離と標高差は 相変わらず微々たるもので
胸を張って 「 山へ登ってきました 」 と言える日は、もうちょっと先になりそうです。
どこが違うのかな~? なんて思って。
あ、深く聞きません。
すぐ忘れちゃいそうですから。(^_^;)
ミドリタチツボ、いいですね~。
自分もそれなりに探しながら歩いているのですが、写真のようにはっきりしている花にはまだ出会ったことがありません。
それはそうと、昨年はなねこさんたちと歩いたコースのすぐ近くで、本日(5/1)ナガバノシコクを見てきましたよ(^_^).......場所はだいたい察しがつくと思います。
加瀬山ってあまり山のピークらしくない所ですよね。何度か歩いていますが、タマゴタケを収穫した記憶があります。二十曲峠には車が一杯でしたか?結構車中泊の人が多いですよね。
今回も見たことのないすみれがいっぱいです。
本当に毎度感心します。
加瀬山~二十曲峠は冬に歩いた想い出の道です。
富士山が世界遺産となるとこのあたりも人が押し寄せるのでしょうか?
富士山を眺めるのが好きな私は少し微妙だったりします(^^ゞ
実際に比べてみると、花の大きさや様子、雰囲気など
違いがよくわかると思いますが、写真では難しいですね~ (^^;)
側弁の毛があるかないかくらいしか判らないかも。
そのうちに出会ってくださいな♪
ミドリタチツボスミレを探すのは難しいでしょうね。
白や紫など、目立ちやすい色と違って、同化してしまいますものねー。
この子も、他のスミレを探していたら見つかったんです。
ナガバノシコクは、リアルタイムで見ました。
あの辺りだろうなと思いますが、私にわかるでしょうか。
ナガバノスミレサイシンと思っちゃうかも (^^;)
二十曲峠には午後になってしまったので、車は数台でしたが
自転車で上がってきた人が多かったですよ。
あの道 運転するのいやですね。落ちそうな気がして (^^;)
加瀬山は、ピークらしくない地味な山頂ですね。
二十曲峠からはトレランに向きそうな緩やかな道でした。
タマゴタケって美味しいらしいですね。
二十曲峠からの富士山も素晴らしいですね。
車で上がって行かれるので、確かに観光客は増えるかもしれませんね。
でも、大丈夫♪
私たちには山を歩くことのできる脚があるんですもの
汗を流した後、稜線から眺める富士山は、ずっと美しいと思いますよ (^^)
明日からの連休もお天気よさそうですね。
どちらへおでかけでしょうね。(*^-^*)
予想以上に大収穫でしたね。
大きなゲンジ、斑入りらしきゲンジも見れたようで、よかったですね。
それに、ミドリタチツボスミレ、すごーい!まだ見たことありません。
やっぱり、はなねこさんは観察力がすごいですね。
僕ももっと精進しないといけないと感じた次第です。
レンプクソウ、先日訪れた山のふもとで偶然見つけました。自分で見つけると、うれしさもまた格別ですね。
ミドリタチツボスミレが見られたのは、ラッキーでした。
見つけにくい色ですから、偶然の出会いに期待するしかないですものね。
ここのゲンジさんは、今年は遅れているそうですね。
他の山ではヒナスミレと一緒に咲いているのを見たことがありますが
土地によって、また年によっても、ずいぶん違うものですね。
レンプクソウは、あのお山でしょうか。
だとしたら、私も初めて見た場所です。
不思議な咲き方をする花ですね。これを見つけると嬉しくなります。