現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

近所から届く野菜

2009-01-20 17:04:01 | 健康・病気

 大根のオロノキと言っているもの、(タクアンにするものを筋蒔きにしているが、成長の過程で幾分抜かないと大きく育たない。間引きといっている。)をいただいたとき、たまたま、妻の勤めている会社のそば【商品名は  雪村そば:手打ちそば・年越しそばの通信販売

で手打ちそばである。クール宅急便で全国発送していし、かなり有名な人達が会員になっていたり、有名料亭に業務用で送っている。】が有ったので其れを差し上げたところ大変喜ばれて、再度インゲン、ナス、大根、人参を届けてくれた。

それにアケビまで届けてくれた。熟しきっている。口に含んでみると甘い。何年も食べていないので若い頃の事を思い出した。秋になれば回り道をして木に登って口に含んだ記憶である。上手に使わせていただくことにした。

定年退職した後、農地を借りて野菜類を栽培している。中でも人参がいっぱい届けられた。おでん、味噌汁の具、この地方でつくる大根引き(大根をかんなでひくと帯状になる。実際はピューラーで引く。其れを塩もみして炒める。調味料は出し、砂糖または味醂、塩、醤油であるが、唐辛子をいれたり、色あわせに人参も大根同様に皮引きで引く、長ネギの青い部分を入れる。鬼無里や西山「長野市西部の中山間地」でしばしば作られている料理方法である。)しばらく食べていたが飽きることになってしまったらしい。

女房もそれなりに工夫しているのだが、正社員をしているので帰りが遅くなることや、疲れているという理由でそれほど料理のレパートリーは広くない。この素材を上手く利用する方法がないものかと思いついた。

早速、人参の効能効果について書かれている書籍を引っ張り出してみた。今回は理論的な面を優先させることにした。「そのカロチンは皮膚の細胞を強くし、粘膜を丈夫にして病気への抵抗力をつける。とあるではないか。夜盲症や口角炎を防ぐ働きがあることは知らない人がいないほどである。A効力値を比較すると鰻に匹敵する数字になる。」これは利用しない手は無い、「疲労回復、体力づくりにも有効であると記載されている。」さまざまな工夫をすることにした。

料理以外で機能性食品に加工するアイデアを煉り始めたと言うことである。そういえば、長生き博士の近藤正二さんも【日本の長生き村、短命村 サンロード出版】の中で、この食材を推賞していたような気がしている。その確認は後日すればよい。彼の存命中に分析可能であったのかは知らないが、この色素の中にはルテインが含まれていてパソコン等による目の不具合を調整する機能が見込まれている。畑で作られている割には食卓に上ってこない。

最近、大企業が人参ベースの野菜ジュースの中に利用している。ジュースではなく人々が簡単に利用できる方法と言っても100%のものは味が良くない。だったらいっそのこと粉末にしてしまえと言うことで試作した。乾燥して微粉末にしようと思い立った。私が試作すると完璧には行かないが、パウダー状にはなった。

それに混ぜるものがある。これ以上は書き記さない。一部のものは遠赤焙煎してパウダーにすることで解決が付きそうだ。3~6種類ぐらい混ぜると粉であろうが粒に加工しても良いものになる。

場合によっては更年期、骨粗しょう症、貧血、冷え性、配合の仕方によっては認知症等に対応できそうである。厚生労働省認可の保険機能の歌える成分を添加すればよい。その上に人参の嫌いな人でも食べられるアイデアになった。

もう一~三種類海草系の微粉末を添加してもよかろう。それ以外にも混ぜることが出来る。何を予防したいかによって混ぜるものが変化してくる。食品の持っている機能性の部分を研究していただければ何を混ぜようとしているか理解できます。

およそ、目的別に6種類は出来る。近所人のお陰でもう一つの発想が完成したことになる。これこそ村内で生産できそうだ。それほどスキルは高くない。いつかそのアイデアを利用して村おこしになればよい。足りない原料は調達すればよいことになる。おそらく原型になるものは皆さんも目にしているが、もっと機能がアップしたものになる。

その一部は里山に自然に生えているものであり殆どただであるが、収穫すると言う手間がいることになる。村内の老人たちにも出来る作業である。混ぜるべき素材に私が既に使用しているものを利用してもよさそうだ。この上なく美味しいものになる。

 【雪村そばの入手先】

  

長野県長野市柳原
2485-2 ㈱美包 信州特産事業部「雪村そば」

  電話 026-236-8188


学びの原点に

2009-01-19 12:49:02 | 学問

好奇心を学びの原点にすえて

 タルムードに限らず多くの教育書で触れているが、実際のところ、好奇心を教室や全ての学びの現場で上手に使いこなせているとは思えないのだ。確かに好奇心は制御しやすい性格のものではないのかもしれない。先生方も好奇心を利用すればよいのか理解していないのかもしれない。制御するのが難しいので避けて通っているのやら・・・・・。

しかし、これに基づかない学びは単に学習するという行為と、図書館を作ってしまいかねない。頭でっかちのいびつな人間になってしまうといえる。原体験が不足している為に、好奇心が沸いてこないのかもしれない。

はるか昔、農業を手伝うことで自然の摂理と収穫の喜びと何よりも社会に参加しているという誇りと、親や祖母たちとの豊かな会話の中にこそ真の創造的な教育の根幹が隠されていたような気がする。

近年、山村留学なるものが取りざたされているが、最近の農業は変化してしまっているのでどのくらい効果があるのかわからないところがある。多くの疑似体験を通して学習ということが行われているなど、マスメデァ等の影響によって感動及び感性に基づかない学習になってしまっているような気がしてならないのだ。

かといって、社会の全部を実体験できるようなことはどだい無理な話である。【質問するということは学びの第一歩である。学問は習うことだけではない。習うということは受身のことであり、質問するということは、積極的に自分から学ぼうとすることである。好奇心のない人間は成功しない。】といっているように学びの姿が積極的な状態をさしている。

昔、その道の奥儀を極めようとした求道学の精神が本当の意味の学びの精神なのかもしれない。現代的に表現すれば、ライフワークを持つということなのかもしれない。かなり年齢のすすんだ人でも生涯を通じて目標を持っている人は若くも感じるし生き生きしている。

私のところに来るメーカーの人たちも、以前の人たちに比べて何か魅力に欠けているのではないかと感じてしまうのは、ただ、商品を売りお金を集金していくだけの寂しい存在になってしまってはいないか。何らかの提案や問題解決のアイデアや個人としてライフワークは持っていないのではないかと考えさせられる。「そんなことをしているなら一軒でも多く回れ。」と発破をかけられているのかもしれない。

場合によっては、日本の企業風土の中に作業だけしていれば良いという考えかたが有るやも知れない。そのほうがその人にとって楽であるということかもしれないが、いつまでたってもスキルはアップして来ないだろう。

名南製作所のようなクリェィテブな環境にはなっていないのである。一通りのプレゼンテーションは出来るのだが、アイドマの原理さえ知らない。会社の看板を背負っているので営業できているとしか考えられないのである。そのほうが効率という面から判断すれば合理的であるのかもしれないのだが、何か物足りなさを感じるのは私ばかりではないらしい。

   注 アイドマの原理 プレゼンテーションやセールス・トークの際に説明する手順。論理学の起承転結や三段論法などのテクニック。

    【参考文献、ユダヤ人の発想 M・トケイヤー加瀬英明訳 徳間書店刊】【鍵括弧の部分はそのまま引用させていただいている。】

     この文章の前に、タルムードの書式について書いたものと、その書式にのっとってテレビの番組を図式化したものがある。図式化したものをブログに乗っけたいと試みたがスペース的に無理だったので削除してある。写真にとって拡大して見ていただくしかなさそうだ。

    【参考文献、不思議な会社 鎌田勝著 日本経営出版会】


トッププランナー

2009-01-18 16:02:38 | 社会 経済

(政治、経済に求められるセンス)

 上杉鷹山のお仕置き(政治)はまさにこの言葉で表現するしか方法がなかろう。一つの政策が多くの相乗効果をもたらすような方法(一石三鳥の政治学)がある筈だが、・・・・・。

今の状況とよく似たことが江戸時代の米沢藩にあった。この改革を見事に解決したのは上杉鷹山である。若くして上杉家に婿入りして節約(無駄を徹底的に省く、名門の上杉家ということでかなり無駄をしていたものと考えられる。それに国替えということで米沢へ行ったことになる。想像するに石高が以前より小さくなってしまっているのだろう。)と投資(新規産業の育成、下記に記載している。)を見事に調和(近代経済学の有効需要の政策とは一部矛盾するが、付加価値を生産するもうひとつの方法である。どちらかといえば、

愛知県
の方式に似ていることに気がついていただきたいが、現代産業のように大掛かりなものではない。)させながら彼の死後一年で借金は完済されている。

今で言うところの地場産業を興しておそらくは第六次産業の構想(すべての産業を足すと六という数字になる。シエーレから連想したこと、参照。)近いものだったのだろう。素材の生産を第一次産業が担い、第二次産業が加工して付加価値生産性を挙げその多くをできれば自分たちで売ること(第三次産業を内包している。どのように組み合わせるかは商品の性格ならびにそこに携わる人たちが決めればよい。)。生産されたものすべてではないとしても(米沢藩でも、鯉は東京に、田沼時代でありよく売れたらしい。紅花は染物や、口紅、薬の原料として京都に売った。腰油の木を一刀彫にしてお土産品に、多くの産業を興しながら、・・・。用水や、開墾などを手がけ、飢饉になっても自国の人の餓死者を出さない政策を実行に移したといえる。ウコギやヒョウを食材にすることで健康管理を徹底させていることも見逃せないだろう。「病まないことを持って良しとする。」予防医学の精神である。高齢化社会にあっては何らかのヒントを与えてくれはしないだろうか。

養蚕をして機織など加工の必要なものは小千谷まで研修や視察に行かせている。何よりもすばらしいことは、現在で言うところのリストラを一切していないということである。不正を働いた人を罷免などはしている。)付加価値生産性をあげることは可能になる。

現在では原料はどこからでも供給可能である。少なくとも、口に入れるものくらいは国内で加工すべきと思われるがいかがなものだろう。「そうか。」といってこの国では多くの原料を外国に依存している産業構造になってしまっている(最近、諸物価の値上がり傾向と環境問題から地産地消が唱えられ始めて幾分の見直しがされている。)。

上杉鷹山に至っては教育の再生を見事に実現して見せている。彼の一連の政策を内村鑑三は「天声人語」と称して後世に伝えている。朝日新聞の天声人語はこのことをヒントにしているものと考えられる。

一度手にとって読んでいただきたい本である。【この方法が全国的なレベルで確実に実行されれば消費税などは上げなくても良くなる可能性があるのだが、いままでの借金が大きすぎるきらいはある。政策担当者たちが気ついているのだろうかと思っている。第三セクターでもかなり赤字になっているところがある。地方財政の足を引っ張ってしまっている。クリエイテブな環境をこの国のそこかしこに用意していかなければなら無い(パラダイムがシフトしているときは少し横に、新しい発想が必要になるだろう。確かに、不景気は新たな取り組みをするチャンスではあるが、・・・・。

その点、上杉鷹山は稀有な人材である。政治家であり、経営者であり、研究者であり、教育者である。何よりも第一級のセールスマンだったのかもしれない。】

   【参考文献、上杉鷹山 堂門冬二著 】

   【参考文献、逆説の日本史 週間ポスト 小学館】


サイレント・リボリュション

2009-01-17 11:56:42 | 意識構造

サイレント・リボリュションが始まっているのだろうか

 この言葉は新しい考え方や概念を言い表しているものではない。すでに40数年前

に耳にした言葉である。the greening of america(日本語

訳、緑色革命、著者チャールズ・A・ライク)の中ですでに使用されている。

アメリカ創生から始まって少なくともニューデール政策までの時期の人々の意識構造

を意識1として、それ以後ベトナム戦争くらいまでを意識2とし、それ以後の若者の

意識構造を意識3と分析した新革命論ということになっている。

40年前に出版されているので意識4の世代が生まれてきていると考えるほうが合理的である。

 新聞やニュースで報道されている若者の何とか離れという現象である。車離れ、酒

離れ、活字離れ、タバコ離れ、恋愛離れ等々である。そして、それらの現象は世界不

況も大変だが、いろんな業界が頭を痛めているようである。実に団塊の世代以上の青

春そのものであった価値基準であったはずである。パラダイム(領域、括り)がさま

ざまな分野でシフトしているのだろう。若者たちの意識調査をすれば、彼らのうちの

3人に1人はお酒を飲まないらしい。異性との付き合いも3割近くが「面倒、わずら

わしい。」ということらしい。(参考文献、中日新聞、中日春秋、21-1-17)

まさに物質文明や社会の根幹にかかわる事柄である。緑色革命の意識3の意識構造の中でさえこのような若者の行動原理について触れている。ましてもう一世代進んでしまっている。ライクの言葉を借りれば「マルクスやマルクーゼの教義によらない革命が起こっている。武装蜂起を前提としないサイレント・リボリュションということになる。」と指摘していたようだ。

現代風に表現すればエントロピーを高めない生活スタイルといえるのかもしれない。命を燃やし取り組むべき課題が少なくなったのか、見つけ出せなくなってきているのかもしれない。「物質文明が必ずしも幸福にいたる道ではなかった。」と肌で感じ始めているのだろうか。成熟社会の内部に潜む意識構造といえるだろう。(参考文献、来るべき成熟社会の構造)ひょっとすると、彼らの生活スタイルのほうが未来を先取りしているのかもしれない。(参考文献、宇宙船地球号の経済学)

グリーニング オブ アメリカを手にとって読んでいただきたいが、絶版になっているかもしれない。出版社が再版で出していただければありがたいのだが、・・・・・。


ある愛煙家の夢想

2009-01-16 21:12:51 | ヒント

 税収が少ないので、タバコを値上げして税収部分を多くしようとする議論が国会などで始まった。タバコは健康上、槍玉に挙げられていることは周知の事実である。愛煙家にとっては肩身が狭くなってきた。ところが、以前に値上げしたときにタバコをやめた人が多くなったことで、再度、値上げすればそれほど税収を確保できなくなるという試算もある。そんな議論が新たな発想になったが、私のすることではない。

第一、タバコは専売品になっているので、誰でも作って売れるものではない。

 タバコに付加価値をつけて新規な商品は出来る。たとえば、のどの状態をよくするものとか、風邪などを予防したり(配合の仕方によっては新型インフルエンザに対応できるかもしれないが、そこまでは私のすることではない。)、口臭を軽減したり、香水機能のあるタバコは出来る。

添加している成分は燃やしてもなんら問題の起こる性格のものではないが、大きな研究所を持っているところで追試験しなければならないだろう。そちらは何も、今までの税率でなくてもよいことになる。20本が400円以上で売れるし、女性の喫煙者には大変喜ばれる処方になる。何を配合するかは想像してみていただきたい。発想法や発明のヒントにはなる。私がタバコを作ったのでは脱法行為になってしまうので、今まですっているタバコにその粉末をつけてすうことにした。それでもかなり効果がある。