立秋を過ぎ 地面に落ちたセミの亡骸を見ることが増えました。
ひっくり返ったセミを助け起こして(?)あげる優しい人もいて…
ボニーはセミが好きでした。
「好物」という意味で…
力尽きジジジ…と落ちてくるセミに瞬時に反応し
捕えてバリバリと…(・_・;)
初めてその場に遭遇した時には
自分の見たものが信じられずどうしたものかと…
あの声で蜥蜴食らうか時鳥
…と思わずつぶやいたものでした。
「大型犬だから?」と思いましたが
犬友の中で他にセミを食べる子は小型犬(キャバリア)のSくんだけでした。
Sくんは干からびたミミズも好物だとか…
何とか止めようと地面を確認しながら散歩していましたが
多くは上から降ってくるのでした
そして、速い速い
あっという間に口の中~~~
あー、これは狩猟本能なんだと思いました。
多い日は一度の散歩で6匹も7匹も遭遇してバリバリバリ
ボニーの体への影響を気にしつつもどうしようもなく
何となく慣れていきました。抵抗はありましたが。
「わたしだったら絶対そんなことさせないけどね」
「セミのいる場所は避けるようにするけどね」
「おやつで簡単に釣れるけどね」
と、さんざん言われましたが
玄関ドアを開けたときにいきなり遭遇したり、
いきなり飛んできたりするんですよ。
あの羽音を聞いただけで目の色が変わるんです
あれは…美味しかったのだろうか謎
セミは長い間土の中にいて 地上ではわずか7日間の命…
なんと憐れな…と思ったものですが
もしかすると土の中こそがぬくぬくとした
安住の地だったのでは…?
と最近になって思いました。
種の保存の本能に従い
様々な外敵から逃れ
その務めを果たして
生涯を終える…
どの生物にも共通してますよね。
来月はボニーの一周忌…
ひとつだけ残しておいたボニーのベッドを
処分しようと洗って、包んで、
でも捨てられなくて
しまいこんで
先日、結局また部屋に戻して(笑)
懐かしい匂いをかぎながら
ボニーのベッドに横たわり丸くなる
ちょうどボニーがしていたように…
ふわりと温かなものに包まれているような気がする
ボニーなの?
こんな雨の日はとりわけ
懐かしい匂いが強く 漂ってくる