こんにちは、スタッフの福山です。
近年、「グレイヘア(歳を重ねた髪)」という、地毛のままで白髪を染めないヘアスタイルが話題になっています😊
日本では、白髪=老けてみらる・恥ずかしいなどの考えが定着していたと思うのですが、
ありのままを受け入れたい・白髪も美しい✨と思う人が増えてきているようです。
ちなみに、「グレイ」には灰色という意味はもちろん、「円熟した」や「老成した」という意味もあります。
日本人の白髪の発生年齢は、平均:男性34歳・女性35歳で、半分が白髪になるのは、平均:男性55歳・女性54歳だそうです。
二千年前の書物『黄帝内経』に男女の節目年齢が示されていますが、白髪が目立ちはじめる年齢が、男性48歳(8の倍数)・女性42歳(7の倍数)とされていて、今も昔も40代辺りと年齢に差はないようです。
黄帝内経素問の上古天真論篇 第一の現代語訳をそのまま記してみます。
女性は、「六七(四十二)歳になると、三つの陽経の脈はすべて衰えてしまいま
す。それゆえ顔面部はまったくやつれ、頭髪もまた白くなりはじめます。」
男性は、「六八(四十八)歳になると、陽気が上部で衰え、顔面がやつれ、髪と
もみあげはごましおになります。」(現代語訳黄帝内経素問・東洋学術出版社)
お気づきでしょうか、古典医学は「陰主陽従」ですので、女性が先に書かれてい
ます。
女性は、「六七(四十二)歳になると、三つの陽経の脈はすべて衰えてしまいま
す。それゆえ顔面部はまったくやつれ、頭髪もまた白くなりはじめます。」
男性は、「六八(四十八)歳になると、陽気が上部で衰え、顔面がやつれ、髪と
もみあげはごましおになります。」(現代語訳黄帝内経素問・東洋学術出版社)
お気づきでしょうか、古典医学は「陰主陽従」ですので、女性が先に書かれてい
ます。
東洋医学では、髪の変化は「腎」の現れと考えます(腎の華は髪にある)。
「腎」が強いと髪は健康ですが、弱いとツヤがなくなったり、白髪になったりします。
そして、髪は「血(けつ)の余り」とも、東洋医学では考えられています。
全身に血(けつ)が充分に巡っていれば、その余りが髪に行き届き健康ですが、
「血虚」や「肝」の不調で、血(けつ)が行き届かないと白髪になったりします。
若白髪の原因のひとつは、こちらが当てはまるかもです。
※「血虚」は、出産や月経での血の消耗や、夜更かしやスマホ・PCなどによる目の酷使による血の消耗で起こります。
「肝」の不調は、怒りやストレスなど感情の影響を受け、気・血・津液の流れを促す作用(疏泄作用)を低下させます。
綺麗な白髪の先輩方をお見かけすると、私はとても憧れてしまうのですが😃
白髪の出てきた時期(年相応?)や出てきた量(急に増えたなど)は、今のからだの状態を教えてくれています。
目に付きやすい髪によって、血(けつ)やエネルギーを必要以上に消耗している生活をしていないか振り返っていただき、整えるお手伝いに脈診流経絡治療を選んで頂けたらなぁと思います💗😆💗
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