くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

秋の楽しみ

2013-09-27 | 日記

渡り蟹。
知多半島の海辺の町常滑の秋の味覚のひとつであろうか。
朝の市へ行けばこんな手のひらサイズの渡り蟹さんが一匹三百円。
奴らは脱皮をするので、したての甲羅がヤワヤワのモノはそのもの
やわら と言われ、身の入りがよくないそうで安い。知らずに何度か購入してしまったことがある。
今日のは甲羅も固く、横で買っていたおばちゃんが先週食べたらおいしかったよと教えてくれた。
未だに泡を吹きつつザワザワ言ってるヤツらをそっと野菜室に置き、夕方海水位の塩気で湯がいてやろう。
尻尾をめくって塩を大量に擦りこみ蒸すのもよいが蒸し加減が結構難しい。
娘が好きだし、季節の物。地元民ならではのお楽しみ。
食べたら殻をもいっかい茹で、出たスープをストックしておけばパスタでも炊き込みご飯でも旨い。
若干セコい感じもあるがこの二番手もお気に入りなのだ。