くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

なんということでしょう

2017-10-05 | 日記
父が突然、明日、行くから。と言い、すっかり暗礁に乗り上げていた仕事場の修繕が終了。
最低限の補修が完了して、後は自分でなんとかできる範囲。
憧れの素敵な仕事場を持つ(たかが知れた素敵さだけど)作家となれるかどうかの瀬戸際。
怖くはないけど、ヤバイよね…と思うレベルの梁のシロアリ跡にどの大工さんも、やめたほうがいい。と言われたが、父は、そりゃあマトモな大工ならそう言うわ。と言いつつ、なんでこんなに脚立持ってんの?!という位の数の脚立を駆使して落っこちた梁を足してくれ、地震が起きたらとりあえずすぐに逃げ出せる時間だけはある程度に修繕してくれたのである。戸がやっとついた。
若い頃は、色々わだかまりもあった父。
何やってる人か分からないくらい色んな事をやって、事務所とかも自分で作っちゃうし、畑やればお化けみたいなデカイ野菜作るし、ナントカパワーっていう変なブレスレットとか腹巻きとかしちゃうヒト…
が、しかし家族で一番このヒトを受け継いでるのはワタシ。
いいかげんさも向こう見ずもここからきているのは分かってて、嫌だった。
やっとこの年になり、父がわかりかけるという因縁。
が、しかし。感謝。