只今本焼き中。クラトコ用二回目の窯。
昨日、なんだか台風もどうなのかわからないし、いや!!それより月曜が休日という
痛い事実が私のお尻に火をつけた。
やば!!今日火つけなきゃ間に合わない!というわけで子らを夫君に押し付け、
釉薬掛けに必死。10時半の時点で、お!!これなら一時には火がつけられるか?
そんな風に思ったのにとんでもなかった。
やっと火を点けて時間を見ると三時。道理でなんだかよろけると思った・・・。
まあ、しかしなんとかこれなら間にあうでしょう。ほっ。
日曜日はわが家の一大事。であった。
すこし前から夫君が所属する関西のカメルーン人会。
そのミーティングがわが家で。ということとなり、一週間前から夫君から
その日に何の料理を作るのか。など色々と相談していたわけであったのだ。
そんなことしているバヤイじゃないんだけどね。
が、その日はやってきた。
カメルーンの母の味トマトシチューを作り、リクエストで茄子の揚げ浸しやピクルスを用意。
レモンブレッドとリンゴのケーキを焼いて、あとは夫君のこだわりでわざわざ東京のカメ人の
ケータリングサービスを利用。
飲み物はワインと生ビールサーバーも用意する上にギネスを用意しろという。
カメルーンでは、ギネス祭りというイベントが毎年行われるほど結構ギネスがポピュラー。
まあ、普通にいつも買ってるリカーショップに輸入ビールはいっぱいあるのであるでしょう。
そう高をくくっていた。が、実際買い物へ行ってみると五本がいいとこ。
しかもカンのじゃダメだって言うし…
少しはでるけどそんなにいっぱい普段出るものでないので先にオーダーしておかないと
だめなんだそうな。
そうだったのか。私はライトビールのほうが好きだから知らなかったよ。
そして三時に次々とカメ人達とその奥様、子供たちがやってきた。
三時に入って、揃ったあたりで代表がお言葉を述べ、前回の議事録を読み上げ、
近況を相談しあい、問題があれば議論。
そんな本格的なミーティングであるのだが、粛々と進んでいるうちはいいのだが、
ちょっと問題があるとみんながしゃべるしゃべる。
しかも声のでかいことったらないのだ。
わあわあ言い出したらもう止まらない。
そしてこっちはたまらない。
三時に始まったところでやっと食べましょうとなるのは六時もとうに過ぎたころ。
子供たちは騒げば怒られるし、二歳三歳達がそうそう黙っていられるわけもなく、
裏の姉の家のスペースを借りてレンジでポップコーンを作らせたり、
お芋を揚げて食べたり。みんな楽しそうに遊んでくれている。
しかも六年生、中学生のお姉さん達が本当にしっかりと妹達を見てくれたので
非常に助かった。
意外にカメ人同士のファミリー、モロッコ人とカメ人など、子供たちはバラエティ豊か。
わが家のたあちゃん&長女もとても楽しそう。
やっと夕食となったころに自宅に戻り、さあ。ごはんだ。
となって驚いた。
ずらっと並んだオーダーのカメルーン料理。みんな嬉しそうにとっていくのだが、
私が作った物に手を着ける人は皆無。
っていうかカメ人以外の女子供のみであった。
なんでもみんないつも自分でカメルーン料理のみをつくっていて、あまり知らないものは
食べないのだという。
わが夫君はもうなんでも刺身以外はおいしく食べられる人なので、ここまでカメ人達が
食に保守的だというコトに唖然。
ケーキは食べたけどね。
まじでか。
ま・・・夫君が後でこんなにおいしいのに、知らないってのはバカだな。とボウル一杯の
ナス達を平らげたので許すか。
モロッコ人の奥さんも「もう、ほかのもん作っても食べないからもったいないで~」と
言っていた。
カメルーン母の味であるトマトシチューでさえ、わりと外人向けな料理であるらしい。
しかし結構味にたいしてチャレンジャーなワタシであるが、カメ人達がひいひいと喜ぶ
ソウルフードは、どうしてもなんとなく冷蔵庫風味・・・
わからないのだ。なので向こうで食べた時も、覚えたいという気がなかった。
まだまだ修行が必要かも。
ま、続きはおいおい。