よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

「得意なことで協力し合う」のが真の協調性

2018年10月05日 | コラム
古事記の神様は、得意なことしかやらない、というかできない。

ウミサチが山に行き、ヤマサチが海に行っても獲物はない。

アマテラスを岩戸から出す作戦も、
それぞれが得意なパートを受け持ったから
成功したのだ。


ONE PIECEも、皆得意分野で健闘する。

ルフィが料理をして、ゾロが道案内をしたら
非常にゆゆしき事態になる。


いにしえの物語にも、現代で大人気を博す漫画でも
共通する世界観が描かれている。


なのに、どうして
「欠点を克服せよ」
「皆がやれるのだから、君にもできる」
「やれないのは、怠惰だ」

と平準化という圧を加えるのだろう。

違いはそのまま、得意な分野を持ち寄って助け合うほうが
断然生きやすくなると思っている。

もともとの日本人の和は
他者の顔色をうかがって、個性を抑えるのではなく
もっと自然なものではなかっただろうか。


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