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思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

もしもし券売機「Kaeru君」

2006-05-22 12:14:00 | 日常
高崎からの帰りに横川駅に立ち寄った。機関車の連結・開放を行いために長時間停車をし、峠の釜めしが飛ぶように売れたのは今は昔、泣き別れになった信越本線の寂しい終点駅になってしまった。

駅舎に入ってなお寂しさが募る。自動改札機があって駅員もいるのだが窓口が無いのだ。国鉄末期のように運転要員だけのために駅員がいるわけでもないのだが、とにかくそんな状況である。その代わりにもしもし券売機「Kaeru君」が設置されていた。

話には聞いて知っていたが実物を見るのは初めて。指定券用券売機がさらに大きくなったような見た目である。試しに指定券を購入してみよう。用紙に列車名を記入し、券売機に向かい、呼び出しボタンを押す。

「お待たせしました。指定券の申し込みですね。えっと、●日の××号で1名様ですね」

券売機には画面があって、てっきりそこにオペレータが映るものと信じていたのに、声だけがして何だか妙な感じ。カチカチとマウスをクリックするような音がして、希望列車が画面に表示。

「こちらの列車で間違いないでしょうか。発券します。お支払いをお願いします」

Viewカードを挿入して暗証番号を押すと決済完了。指定券とカード控えの計2枚が出てきた。

「ありがとうございました」

比較的簡単に購入できたものの、機械に向かって話すのは変な気持ちになる。知らない人が見たら、頭が狂ったように見えるかもしれない。それに年寄りに使いこなせるとは思えない。あと気になった事に学割やジパング割引にも対応できること。利用する場合は割引証を内臓カメラの下においてセンターの係員が確認した後、その横の箱に入れるようになっている。いわゆる普通の箱なので箱に入れなかったり、入れたとしてもセロテープでひもを付けておき操作終了後に引っ張り出して再利用。こんな悪事を働くこともできると思う。そもそも学割乗車券には証明書番号を記入するのが制度通りなので、これでは違反でもある。

ちなみに対話式券売機なら10年位前にもあった。首都圏の一部の駅に設置されたのだが、誤認識が多かったのと、使う上で面倒だったようで実用化になることは無かった。

いずれはJR東日本の盟友、北海道にも配置されそうな気もする。札幌圏の比較的小駅とかに。