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思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

鹿児島中央駅の1,000円以下でリーズナブルな二段重ね駅弁 薩摩黒膳弁当

2018-01-10 03:12:40 | 2018年の旅行記
鹿児島中央駅に戻り12時05分発枕崎行きに乗車します。乗り通せば指宿枕崎線はクリアになりますので。



で折角の汽車旅ですからたまには駅弁がよかろうと、鹿児島中央駅の改札前にある物産販売コーナーの一角にある弁当コーナーに行くと種類が大変豊富。鹿児島と言えば黒豚かなあ、松栄軒の「黒豚三昧」は人気商品のようで一度は手に取ったんですが、その近くにあったこの弁当のほうが100円安かったのもありますが、大変興味が湧いたのでこちらにしました。鹿児島市内のスーパー「城山ストアー」が販売している商品なので厳密には駅弁ではないのですが、なんと1,000円以下で980円の二段重ね弁当。よそじゃなかなかありませんよ。薩摩黒膳弁当といい「黒豚」ではなく「黒膳」とはこれ如何に?枕崎行きの車内でスマホでちょっと調べてみましょう。しばらくは混んでいるからすぐに食べられませんので。掛け紙に「鹿児島大学黒膳研究会監修」というのも気になります。



枕崎行きはキハ47の2両編成。北海道でも車両のガタは問題になっているけどこちらも相当な感じ、北海道のキハ40より傷んでいるように見えます。定刻通り鹿児島中央を発車。



それでスマホで調べた結果は城山ストアーと鹿児島大学の産学官連携で誕生した商品で、カロリー塩分は控えめでポリフェノールが市販の弁当の2倍以上あるという”機能性弁当”なんだとか。何もかにもが初めて聞く話ばかりで気になりますが、ポリフェノールと言えば一時ブームになりましたし、ワインがぱっと思いつきますよね。



車内が空いてきたころを見計らって紐をほどきますと一段目はなんと赤米。これだけでもヘルシーさを感じますね。ご飯の上には黒豚の角煮が3切、そして上には黒豆と(正月はもう終わったよー)、赤い漬物に沢庵?しかしよく見たら沢庵じゃなくてさつまいもを炊いたもの。かなりホコホコして甘味もあり箸休めのひとつなんですね。



二段目は煮物系のオンパレードでそのなかにカンパチの照り焼きが隠れておりまして鹿児島らしくさつま揚げ。きんぴらごぼうのなんと量の多いことよ。漬物も多すぎると思うけどね。こちらはレッドキャベツの酢漬けとの由。

で味付けなんですが鹿児島って結構濃い味が好まれる土地柄なんでしょうか?かといってほかの県みたいに甘すぎることはなく塩分控えめと言う割にはちょうどいい味付けじゃないですか。私はこの味付け大好きです。しかしあることに気づきました、それは「普通列車では食べにくい」ということ。新幹線ならテーブルあるから二段を広げることできるけど、普通列車だったら空いている列車で横の席に食べない段を置かないと難しいですね。これは意外と盲点かも。

列車は社会科の教科書で知った喜入の石油備蓄基地を見たりして錦江湾に沿って南下。指宿へ向かう国道はかなり脆弱な感じだが有料道路があるから整備することは無いのだろう。指宿を過ぎて本土最南端の有人駅山川を過ぎれば本土最南端の鉄道駅西大山。







列車はサービスで3分停車、ここまで乗っている客の半数以上は観光客と言っても過言ではなく降りて皆思い思いに撮影するのはいいのだが再び乗ったのが4人ほどしかいないのには驚いた。なにも他の人たちは観光ツアーの客と言うわけではない、40分ほど待てば戻りの列車がやって来るからだろう。それにしても指宿枕崎線はよく揺れる。トイレに向かうのに立ち上がるが歩くのもままならん感じで左右の揺れではなく上下の突き上げがすごい。草津線はよく揺れるがそんなの話にならんし、中小の私鉄よりも揺れる。地盤が悪いのか線路の保守をする気がないのか。