
夏男が帰ってきた。
なんて何回書いてきただろう。夏以降または夏場だけ活躍するような選手というレベルの選手ではない。
この左投手の身体が開かない、ヘッドスピードが早く、腰で打つ安定感抜群で球を叩き潰す感。
「衰え」など微塵も感じないパワーホームランだった。
とてもセカンドゴロで打ち損じる時とは別人だ。
彼の本を読んだが心においては不動さを維持する。一連の流れも袈裟のように乱さないこと。
ただ守備機会から離されDHも出れるか、出れないかの不安定な準備はその一連の袈裟が乱れるのも仕方ない。
結果が出ないと外されるというより結果を出すために使い続けて欲しかった。
流れに乗る、リズムに乗る。いくらベンチにいてチームと帯同していてもアマでも一体感が生まれないのに
プロならもっとだろう。
メルビン監督はダイヤモンドバックス時代、優秀監督に選ばれた今後の名将として期待したい監督の一人である。
気迫あるあの顔ともっと前に出てアピールすべき彼もいないとならない。
まだ100ゲーム近く残っている。西地区で少し取り残されたアスレチックス追い上げのキーマンは
間違いなく55番、HIDEKI MATSUIである。