去年、世界一に貢献し「世界のクローザー」を手にした。
今日でメジャー通算50Sを挙げ、上原をボストンが手放す訳がないと思う方は多いだろう。
しかし、ボストンは8.5の差を付けられている。
スターターのレスター、バックフォルツ、ピービー、ラッキーが全盛期ならまだしもピリッとせずオルテイーズだけが頼りで
表のキャプテン、ペドロイアに活気がない。ナポリ、ピアジンスキーも不発続きだ。
このまま連敗が続けば来季のチーム編成に乗り出す。下位チームから優先に優秀な選手を獲得できるシステムに参戦するとも限らない。
従って上原には「良いトレード」ということになる。
中地区はデトロイトが落ちてきてどのチームもまだ地区Vが狙え、西地区はアスレティックス、エンジェルスの一騎打ちになると予想される。
ナリーグ経験がない上原が行くとするならドジャースが獲得してもおかしくない気がする。
ボストンでホテル暮らしをしてボルテイモアに家があるならオリオールズ復帰も良いが正直、ヤンキースはロバートソンが中継ぎで抑えに不安がある。
尊敬するイチロー、松井秀喜が多方面でアシストしファンとしては田中-ロバートソン-上原。田中から上原リレーもある。
ボストンの宿敵、ヤンキースに行くのも盛り上がるし、この日本のスタープレーヤーらとジーター最終年に是非、ヤンキースは絶対的クローザーを
補充しなければならない。先発も足りないが「勝つ事を宿命」とされ、ヤンキース最大の功労者ジーター最終年に地区優勝すら出来ない2014年では
絶対に避けなければならないミッションなのだ。
上原も世界一を経験し、最後にスター達とピンストライプに袖を通す選択肢は充分ある。
オールスター前にまだ早いと思われるが、現場の動きはもっと早い。
「コージータイム」がヤンキースタジアムで見られるのも決して非現実的なことではないと思う。