健さん、健さんは今、どこかでコーヒーを飲んでいるんじゃないですか?
次回作206本目の撮影準備を何処かでしているんじゃないですか?
昭和最後の映画スターが本当のスターになるなんて信じたくないですよ。
寡黙、実直、謙虚、男気、優しさ・・・言葉が足りないです。
そして圧倒的な存在感。
カレーが大好きな健さん、無口のようでお喋りな健さん、そして何よりプライベートを一切明かさないから本当に銀幕だけにしか存在しないというカリスマ性。
「高倉健って本当に実在するの?」って思わせる現代では考えられない生き方。
若い頃、監督やスタッフを殺そうと何回も思った健さん、映画で刺青姿の息子を見たくない母を気遣う健さん。
マンションを売り、ベンツを売り新境地で臨んだ健さん。
ポルシェで三ヶ月撮影場所から逃亡してしまう健さん。
ヤクザを更生させてしまった健さん。
酔っ払いのタクシーをしてしまう健さん。
でも、そんなの含めて皆、健さんの凄さを感じたのでした。
震災で厳しい子供の姿を撮影で持ち歩き、一般の人と何年も文通をし旅行にも行ってしまう健さん
食事の席には上座に座らず下座に座りさっとカードで支払う健さん。
立ち尽くす健さん。
スタッフ、共演者と居る時は自分だけ特別なものを出されても食べない健さん。
そして一人の女性を愛し抜いた健さん。
格好良すぎますよ!!
任侠シリーズから「あなたへ」まで健さんど真ん中のファンもそうでなて方も健さんの魅力に引き込まれてしまうのは
何なんですか?それはきっと「人それぞれ」で感じることですよね。
悔しいです、つまらないです、悲しいです、まだ映画観たいです。
わがままだって言われても良いです。
安らかにとか健さんは僕らの心の中で生きています。
なんて思いたくないのです。
なんかヒョッコリ現れる気がしてならないのです。
でも、健さんが会いたい人に今、会えているならば嬉しいです。
駄目な俺達を「何処からか」見守り怒って下さい。時には褒めて下さい。
最後に健さん、「ありがとう」