jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

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心の音楽のふるさと Sara / Starship

2021年06月14日 | 音楽

Starship - Sara (Official Music Video)

80年代ポップスの匂いがプンプンするスターシップの『Sara』。イントロを聴いただけで心は80年代へタイムスリップ。何なんだろう?この独特の空気感。時代の匂いすら感じさせてくれるような気がする。1986年3月15日付けビルボードシングルチャートでナンバーワンに輝く。この日のトップ10だけでも眺めると、時代を象徴するような名曲が綺羅星の如く並んでいる。この10曲を集めてipodなどに入れればドライブやお散歩のお供に最適のヒット曲集のできあがり!

1. Sara / Starship
2. These Dreams / Heart
3. Kurie / Mr. Mister
4. Secret Lovers / Atlantic Starr
5. How Will I Know / Whitney Houston
6. R.O.C.K. In The U.S.A (A Salute to 60's Rock) / John Melencamp
7. Rock Me Amadeuus / Falco
8. Silent Running (On Dangerous Ground) / Mike + The Mechanics
9. King For A Day / Thompson Twins
10. Nikita / Elton John

1曲ずつ丁寧に取り上げていったら、膨大な量の文章が書けそう。
赤字は1位に輝いた曲。トップ10のうち半分がナンバーワンヒット。まさにヒット曲の宝石箱!
2位の『These Dreams / Heart』は昨年に「心の音楽のふるさと」シリーズでこのブログで取り上げた。その時も触れたが、この曲とStarshipの"We Built This City"は同じ作曲家チームが書いたもの。この曲を録音したとき、ナンシーは風邪をひいていてハスキーボイスに。しかし、これが逆にとてもよいアクセントとなって「ザッツ・エイティーズ」とよぶにふさわしい名曲へと化けることになる。ちなみに翌週3月22日のナンバーワンがこの曲。ナンシー・ウィルソンのソロアルバム『You And Me』が今年4月28日に発表されたばかり。ぜひチェックしたい1枚。

3位の『Kurie / Mr. Mister』も80年代へ心をもっていく強烈なパワーを持っている1曲。サビの部分はライブで大合唱したい雰囲気。彼らのセカンドアルバム『Welcome to the Real World』に収録。"Sara"の前の3月1日~8日に2週連続1位。ちなみに同アルバム収録の"Broken Wings"は1985年12月に全米1位に輝く。 

6位の『R.O.C.K. In The U.S.A (A Salute to 60's Rock) / John Melencamp』を聴くと、ヴァージニア州にあるアメリカ海軍のオシアナ基地で見たオシアナ・エアーショーの風景が目に浮かぶ。デモ・フライトのBGMに「アメリカ」や「USA」が歌詞に含まれている曲がよく使われていた。この曲以外にもブルース・スプリングスティーンの"Born In The USA"、ジェイムス・ブラウンの"Living In America"など。国威発揚ですな。母国の名前が入っているヒット曲がいっぱいあって、しかも、どれもかっこいいなんて、とてもうらやましいと思った。

7位の『Rock Me Amadeuus / Falco』はこのあと3月29日~4月12日に3週連続1位の大ヒット。いましたねえ。オーストリア出身のシンガーで強烈な個性を放っていた。1998年に若くして交通事故でお亡くなりになってしまったのは残念。

5位にホイットニー・ヒューストン、10位にエルトン・ジョンと世界的超大物シンガーもチャートイン。この頃は、「アメリカントップ40」を毎週チェックするのが本当に楽しかった。

話を『Sara / Starship』に戻すと、1985年秋に発売されたバンド名改名後のファーストアルバム『Knee Deep in the Hoopla(邦題:フープラ)』に収録されている。この曲の前にも"We Built This City(邦題:シスコはロック・シティ)"もナンバーワンに輝いており、改めてすごいアルバムだったんだなと思う。当時はお金がなかったのでCDレンタルしてカセットに落として、通学のお供によく聴いていた。あれから年月が随分と経ってしまったので、通学路の風景も様変わりしているだろうな。