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【神社・巨岩】古代の神秘と巨石の響きが奏でる聖域~榛名神社@群馬県高崎市榛名山町

2023-06-15 11:10:23 | 磐座・巨石・社寺
続いて巨石好きなら誰もが一度は訪れた事がある榛名神社の紹介です。
榛名神社へは、関越自動車道 渋川伊香保ICより26キロ。
榛名湖畔を過ぎ美しい榛名山の眺望を眺めながら走る事40分ほどで到着です。
駐車場より参道へと至る参拝路
参道手前はこんな店も…。
榛名神社一の鳥居
隋神門
鳥居を潜り参道を更に奥へと進むと、緑豊かな木々に囲まれ、清々しい空気が心地よく漂っています。
歩を進めるにつれて、徐々に古代の神秘が感じられるようになります。
鞍掛岩 
鬱蒼と茂る樹々の合間から見える三重の塔 かつての神仏混合の名残り
神宝殿(県指定文化財、明治二年 1869年再建、銅板瓦葺、高さ 16m)  
天之御中主神をはじめとする五柱の天神を祀っています。
二の鳥居
落石のため屋根が設けられた参道
萬年泉 ここより汲んだ御神水を竹筒に持ち帰るとたちどころに雨が降ると伝えられています。 
寒(さいのかみ)神社 
行者渓 両端にそそり立つ巨岩 
神橋 いよいよ神域への結界を超えていきます。

瓶子(みすず)の滝 落差20mの人工瀑だそうです。眼下には、榛名川が流れます。
いよいよ奇岩が建ち並ぶ境内の最奥部に分け入ります。
双龍門
左右の扉に立体的な龍の彫り物
見事な透かし彫り細工です。

背後の巨岩はヌボコ岩
当時同行した著名な建築家がこの双龍門をみながらゾロアスター教の聖なる数値と組み合わさった切妻との角度に興味を持たれていた記憶が蘇ります。
点在する巨岩にはお堂が彫られそこで修業が行われていたそうです。

しかし、どのようにして登っていたのでしょう。はっきり石段らしき痕跡があるものもみかけますが、殆どが岸壁に設けらているだけです。
更に迫り出した巨石の間を登って行きます。
鐵灯篭(鎌倉時代) 新田義貞が寄進したと伝えています。
両足をそろえ天を見上げた狛犬に見えなくもない巨岩

社殿の背後に巨岩が聳えています。
まさしくこの巨岩こそが、御神体の「みすがた岩」になります。

絶妙なバランスで乗っています。
祭壇
御本社 巨岩が信仰対象となるために、いわゆる本殿はありません。
祭祀:火産霊神・埴山姫神
※中世以降は「満行権現」と称され、「元湯彦命」が祭神とされていた。『榛名山志』には東殿・饒速日尊、中殿・元湯彦命、西殿・熟真道命と記されている。明治元年に現在の二柱に改められた。(WIKIより)
由緒:延長5年(927年)に完成したこの記録には、
全国の主要な神社名を書きあげた『神名帳』があり、
その中に上野国十二社の群馬郡小社とし て榛名神社は位置づけられています。
この記録に登載された神社は「式内社」と呼ばれ、格式の高い神社と考えられています。
これが榛名神社が歴史書の中で取 り上げられた最初だといわれています。
したがって、この時すでに「式内社」といわれるほどの神社に榛名神社は成長していたことがわかります。
その他十世紀から十二世紀にかけて著された『三宝絵詞』『上野国交替実録帳』『僧妙達蘇生注記』などからも当時の榛名神社の様子がうかがえます。
榛名神社公式ページより転載)
彩色豊かな見事な彫り物
見事な彫刻です。
 
社殿に施された見事な龍の彫刻と、竹林の七賢人が描かれています。
鬼が梁を支えています。このように鬼が支えている箇所が数か所あるそうですので探してみてください。
見どころが多いのも榛名神社の魅力です。(写真クリックで拡大)

隋神門を抜けると幽玄な雰囲気が漂い更に神橋を過ぎた辺りから、あきらかに気の変化を感じ取ることが出来ます。
御本社周辺は、周囲を巨岩で囲まれ天より降り注いでくる圧倒的なパワーが感じられます。
榛名山、榛名湖方面へ出かけた折は、是非榛名神社への参拝をお勧めします。
(撮影:2007-5・2010-10)
※2007年訪れた際の写真を追加しました。
お断り:2010年当時の情報となります。当時とは異なる事が想定されますので訪れる際には、事前に調べて頂き記事は参考程度とお考え下さい。
【マップ】


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2 コメント

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Unknown (umaonaosora3104)
2023-06-15 12:13:22
「みずかた岩」は、すごいバランスですね。何回も地震ありましたが、持ちこたえているとこが不思議でもあります。
拝殿、双龍門の形の美しいこと!
すぐ後ろには岩がせまります。
昔の人は自然(岩)に神を感じていたのでしょうね。
道の駅は行きましたが、こちらは失念してました。
是非、行ってみたいです。
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Unknown (ruribo)
2023-06-15 12:30:58
いつもコメントありがとうございます。

是非訪れて見てください。
自分も写真を整理し記事にしていたらまら参拝してみたくなりました。
自宅からだと上信越自動車道経由で2時間半弱 東京に住んでいた頃とほぼ同じ距離(関越利用)ですので、いずれ折を見て行ってみようと思っています。
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