癒し系と呼ばれては、いや違うんですと、律儀に答える栗コーダーのステージ・トークですが、私もそう思います。
何の話かといいますと、これは引き続き、ほぼ日刊イトイ新聞の音楽コンテンツの話題。いや違うんだった、音楽コンテンツではなくて、『あたまのなかにある公園。(糸井重里著)』という書籍のプロモーション動画(スライドショー)があって、この中に、栗コーダー・カルテットの音楽が流れているのです。
スライドショーを観ようと思って画面の三角じるしをクリックすると、ちょっとノイズのある、ピアニカだろうなあという鍵盤の音と、笛の音とがにぎやかに始まって、おやっと思います。
最近のウェブコンテンツって、ユーザに気持ちよく思ってもらおうというその効果が勝負のようになってきている(ように思われる)。が、この音楽は、そういうざっくり言って「癒し系」からははみ出た、もっといえば「角がある」とさえ言える何かを伝えてくる。
ことばも絵もたっぷりリッチに盛り込んだ中で、音楽は音楽で、寄り添いすぎずに流れてくる。
最後のクレジットで、栗コーダーなんだってことがわかります。そうなるともう、関島さんがいる、栗原さんがいる、というようにしか聞こえなくなります。
リコーダーなんていう、癒し系な楽器で、ここまで来ていたのか、と改めて足跡顧みるここちです。
栗コーダーを聴くには、こちら↓
ほぼ日『あたまのなかにある公園。』
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