響けブログ的「料理"セミプロ"宣言」！秋のキノコ。

家事の実態というものは、よくわからない。
オーストラリアやイギリス、アメリカなどでは、よく人を家に招待するが、日本ではさほどそういう習慣がないというか、すっかりなくなってきたというか、とにかくあまり他人の家へ上がる機会がないんだけれど、私だけだろうか。

ごく少ないサンプルから言うと、最近の家（中流のというか同年代のというか）は、大きく二つの家事のようすがうかがえて、ひとつはイケアのカタログみたいにすっかりきれいにしている家。それともうひとつは設備としては高価なものだが比較的雑然と暮らしている家である。

ウチは設備は古い借り物だが片付き度合いは後者に属するため、それがまたぜんそくの大きな要因となっているから、改めましょうという引っ越しであるのだが、もともと掃除がきらいなのにそれをちゃんとやるとなると、もともと好きな料理は、どちらかというと輪がかかってしまうという感じである。

それでふと思い出して「セミプロ」というなつかしいことばをあててみたのだが、そうなのだ、要するに主婦とか家事とかいうものは、わがことのようで自分以外の「家族」なり「同居人」のためにやっていることであり、存在していることであろう。料理については、自分だけが食べるのならばいざしらず、誰かに供するというのは、一段、ステージが違うものとみてさしつかえない。

ただ家族に「注文」を受けて作っているわけじゃないし、作る量も、費やす時間もたいしたことはないわけだから、実際にはプロとはほど遠い。

というわけでプロじゃあないけど、食べてもらうための料理ということで、自分が考えて作ったりしている日々の料理について、レシピ集ともやや異なるアプローチで、記述してみることにした。

今回はもう９月に入るとどうしても注文してしまうきのこを使って。パスタは安い「マカロニ」です。汁気がたりませんな。