
ひさびさ、クラシックイタチである。クラシックイタチというのは、ほかでもない、私のことなのだが、ではなぜわざわざクラシックイタチだなどと言っているのかというと、私がかつてピアノを習っていたコドモだったからであり、妹はバイオリンを習っていて発表会にはよく伴奏を弾いたからであり、というわけで私のなかで音楽というものが、かなりの部分、クラシックなものだからだ。
と、それではイタチの説明になってない。イタチのわけは、つまり、私のようにクラシックなおいたちの者と、夫のように伴奏といえばコード、旋律といえばメロと、いちいち呼び名も話も食い違うロックバンド育ちとは、要するにお互い思っている「音楽」が別ものなのだから、どこまでいってもいたちごっこではないか(それにそういうのって、きっとよくあることなのだ)──だとしたら「音楽」について語ろうなどと思うのはやめて、クラシックな「イタチ」であることについて考えたほうが少しはましなんじゃないだろうか。というわけで、クラシックイタチ(としての私)がたびたびこの「響けブログ」に出てくることになったのである。
さて、現在バイオリンを習っているのは、音楽コドモのヒビキである。
ふりかえると、ヒビキは鈴木バイオリン教本第2巻をずいぶん長い間やっているような気がする。
夏には恒例の狛江のエプタザールでの発表会があるので、そろそろ何を弾こうか決めていかないとね、ということになる。
「音楽」にはうるさい夫が、井上陽水の「少年時代」はどうだろうか、と言う。
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