
上達の道は一直線かもしれないけれど、間違いには無限のバリエーションがある。今回は番外編として、クラシックイタチ(こと私)の間違いとか勘違いとかいう、無数のバリエーションの一端をご紹介しよう。
1 マトリョミンは右手で演奏する
クラシックイタチは、左利きである。おお、ところが、マトリョミンは右手仕様なのであります。ま、今のところ、左で弾こうと、右で弾こうと目立った差はないのだけれども、なのであります。というのは、マトの底面にあるチューニング用のダイヤルが、左手の人差し指で操作するように設計されているからに他ならない。けれどもこれも、ドラムセットと同じで、自分の楽器の持ち方・構え方をカスタマイズすれば、なにも左で弾けないことはない。ポール・マッカートニーと同じであります。(ポールは、左で通常の弦、左で逆弦、右で通常の弦、が3通りふつーに弾けるそうであります)
2 マトリョミンの音階に白鍵・黒鍵はない
先日のレッスンの教室にはアップライトピアノが一台あって、沙恵講師がふとピアノに向きなおって、ミとファ、シとドの間は半音階になる(からマトリョミンの音階でもその距離が半分になる)と解説してくれたのだが、私はその時、実は異常に反応してしまったのであります。そう、問題は半音である。半音になるのはいいのだが、その時私は必ず「後頭部からゼロポイントまでのライン」から外れて、架空の黒鍵に「乗り上げて」しまうのだ。まあCの時は問題ないのだが、シャープがあったりフラットがあったりすると、それは「長さが半分」というようには頭がすぐに切り替わらなくて(その点、クロマチックハーモニカはばっちりである)、やっぱり「黒鍵=ナナメ上」と思ってしまうのであります。やれやれ。「そういう人がよくいますけれども」と言われると思ったのが、反応してしまった原因なのだが、わけないでしょう。と思いましたとも! あとから。
(つづく)
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