玄関の方からラッキーの足音が聞こえてきた。
何のためらいもなく私の部屋に入ってきて机の下に潜り込む。
雷だった。
遠くで、小さく ドン ドン という音がする。
出ては潜り込み、出ては潜り込み、落ち着かないラッキー。
こうなると「お座り!」も「伏せ!」も全く聞こうとしない。
大粒の雨が降ってきた。
頭を机の下に積んである本の間に突っ込んで、もっと隠れようとする。
頭隠して尻隠さずだった。
でも、彼は真剣だ。
笑っちゃいけない。
(飼い主)
息子の二十歳の誕生日でした。
3人で成人の祝いのパーティー。
二十歳になったのだからと果実酒をグラスに注いで乾杯しました。
海外研修旅行から帰ったばかりのせいもあってか、ちょっと大人びた落ち着きを感じさせてくれたひとときでした。
めざすはコミックイラストレーター。
デビューを果たすのが当面の目標だとか。
好きなことを存分にやるといい。
そう言い続けてきたので、やり遂げてほしいものです。
(飼い主)
3人で成人の祝いのパーティー。
二十歳になったのだからと果実酒をグラスに注いで乾杯しました。
海外研修旅行から帰ったばかりのせいもあってか、ちょっと大人びた落ち着きを感じさせてくれたひとときでした。
めざすはコミックイラストレーター。
デビューを果たすのが当面の目標だとか。
好きなことを存分にやるといい。
そう言い続けてきたので、やり遂げてほしいものです。
(飼い主)
継父が逝ってから半月。部屋の片づけをしました。箪笥や押入れの中にあるものはほとんどが母のものばかりでした。母の死後、もう10か月経っていたのに、何一つ手をつけてはいませんでした。
父のものといえば、スーツ1着と普段着の衣類、好きだったお茶のセットと庭木の選定用具、そしてお寺へのお布施等の記録、毎年帰省したときに郷里の人からいただいたお米や野菜などの記録でした。
東京での生活は規則正しく質素なものだっただけに、かかわりは決して濃いものではありませんでした。毎日をさり気なく接し、互いに負担にならないようにと考えていたせいもあります。
しかし、今、こうして後片づけをすると、これまであまり意識しなかった生前の生きざまが甦り、何を考え、何を大切にしていたかが母の思いと共に伝わってくるようです。
(飼い主)
購入して半年も経っていないのにノートパソコンの液晶部分が壊れてしまった。画面の左上に4センチメートルほど(幅も広いところでは1センチメートル)の墨をこぼしたような染みが広がっている。丁度怪我をして血がにじんだように見える。
B6版の大きさで使いやすく、重宝していたのに残念だ。
電源を切ってよくみると、画面に細い線が走っていた。丁度ガラスが割れたときのような感じだ。
どこかにぶつけたとか、落としたとかいう記憶もないので、何とも割り切れない気持ちだ。
(飼い主)
B6版の大きさで使いやすく、重宝していたのに残念だ。
電源を切ってよくみると、画面に細い線が走っていた。丁度ガラスが割れたときのような感じだ。
どこかにぶつけたとか、落としたとかいう記憶もないので、何とも割り切れない気持ちだ。
(飼い主)