休日はいつもと違う。
いつもは朝の散歩も急いでいるのが分かっているので黙々と歩く。ところが休日の朝はあちらこちらとにおいを嗅ぎ回って道草をする。気持ちはわかっているんだ。近道のコースにさしかかると小走りに通り過ぎて回り道もする。
今、一番困っているのがラッキーのこと。
父が逝ってから、ウイークデーの日中はラッキーだけが留守番をしています。
朝の散歩が終わると私も妻も息子も出かけますから、後はただひたすら家族の帰りを待ち続けているわけです。
どんなに待って待って待ち続けているか、帰ったときの様子でよくわかります。
父がいた頃は今帰ったのかというように寝そべったまま上目遣いで見ることが多かったのに、今は跳んだり跳ねたり、尻尾をぐるぐる回転させて、喜びを全身で表すのです。
「さびしかったね。おりこうだったねー」と声をかけて、散歩に出かけるのですが、本当にかわいそうなラッキーです。
幸い、この3月で仕事が非常勤のみになるのでたっぷり相手をしてやれそうです。
(飼い主)