森のガーデン ロンド

長野県小諸でガーデニング

ラッキーの死

2011年04月29日 | わが家
 ついにラッキーが旅立った。2011年4月29日、午前3時。頭を前足で挟むようにしていつものうつ伏せのポーズで眠っているようだった。今までと違うのは、息づかいがはっきりわかる腹部の動きが全くなくなったということだ。

 お腹と座布団の間に手を入れてみると温かい。まだ生きているのではないかと錯覚しそうだった。

 昨日は傍に誰もいなくなると「キュオン、キュオン」と、今まで聞いたことのないような声をよく出した。近寄って背中を撫でてやると静かになる。離れるとまた声を出すので妻とかわるがわる傍に行って撫でてやった。
 2日間、水も飲まないし尿も出さないという状態が続いていた。よく頑張ったと思う。

 14年間、わが家の中心にいて笑顔を振りまいてくれたラッキーだった。


 これまで訪問してくださったみなさま、ありがとうございました。
 ラッキーが旅立ちましたので、このブログも閉じさせていただこうと思います。

ラッキー、寝たきりとなる

2011年04月19日 | わが家

 ラッキーがとうとう寝たきりになってしまいました。
 あの大地震の時、ぐったり横になったまま滅多なことでは起き上がらなかったラッキーが、さすがに驚いたらしく玄関で慌てふためき、私がドアを開けて道路に飛び出すとすぐにあとについてきて、駐車場の方へ駆け出しました。「ラッキー!」と叫んだら、さっと身をひるがえして戻ってきましたが、いつもと違う機敏な動きに驚いたほどです。

 様子が変わったのはそれからです。
 午前と午後の散歩のときを除けば、ほとんど横になったままとなりました。エサを食べる量も日に日に少なくなり、その後、好物の鶏のササミを僅かに食べるだけでした。地震のショックなのか、それとも弱ってきていたのがさらに進んだのかわかりませんが、普通ではない状態が続いていていたのです。

 そして、3日前から何も食べなくなってしまいました。すっかり痩せて、背中と頬の肉がげっそりと落ちています。立てなくなってしまい、伏せの格好をしたまま排尿するようにもなりました。少し前まではよろよろしながらも必ず外に出てしていたものですが、もうその力もなくなりました。呼びかけてもあまり反応しません。しっぽを動かす気力もなくなったようです。でも、出かけるときはじーっと見つめますから意識はあるのだと思います。

 おむつをして、前足を左右に開き、顎を床にくっつけて、頬を膨らませながらやっと息をしている姿をみると、これが大地震前までの弱りながらも散歩をせがんだ元気いっぱいのラッキーなのかと信じられない気持ちになります。