京都の建築設計事務所 片岡英和建築研究室 | K-mart

京都の設計事務所「 片岡英和建築研究室 」の建築家blog。

京町屋の普及

2011-08-17 | 建築うんちく
新聞記事より京町屋普及の為に市有地(左京区/2,100m2)を売却したとの記事が掲載されておりました。

そこで少々調べてみると、『平成の京町屋』なる基準を恥ずかしながら今更発見しました。(^_^;)

解り易い空間モデル参考図があったので掲載しますが、一般という表現が適切かどうかはさて置き、一般工法(金物等で柱、梁等を接合する工法)と伝統工法(金物を使わない木組みの架構による工法)とで、補助金の枠が異なる様です。一般工法

高い技術にはそれに見合ったコスト。補助金枠はなんと20倍!京都市結構本気です!

が、広報が上手くいっていないのか皆さん余りご存知ではない様なので、100年先の京都を考える片岡英和建築研究室からもご紹介させていただきました。

空間モデル参考図(京都市役所HPより)
Image


伝統工法
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アナログ感覚!

2011-08-09 | 建築うんちく
新聞広告や折り込みチラシなどでも最近よく目にする建物のリアルな3DCG。

片岡英和建築研究室でもプロジェクト初期の段階から3Dモデルを作り、空間構成が初期のイメージ通りに出来ているか、イメージ通りでなければ何が原因で駄目なのか等をバーチャル空間を歩きながら確認しながら設計を進めております。(最終的には、このモデリングされたものをレンダリングし、それに仕上げ加工を施してCGが完成。)

片岡英和建築研究室では更に模型も作るのですが、クライアント等にプレゼンテーションする際にはこの模型が実に素晴らしい活躍をしてくれるのです。手でこねくり回しあらゆる方向から見る事で建物の全体像、空間の関係性、外との繋がりなどなど、色々なものが見えてきて、時には私の気付いていなかった部位をクライアントからお褒めいただいたり、ご指摘いただいたりと。。。

実際に手に取り、こねくり回し、色々な角度から見て理解する。今のところ、こんなアナログチックな操作感に勝るものは無いのではないでしょうか。(頑張れMac! 頑張れiPad!)

PS.最近、パースを手描きしていて気付いたのですが、実際にペンを持って手を動かした方が、思考の自由度が高いです!

写真は最近のプレゼンテーションで使用したパースたち。(最終は色鉛筆仕上げ)
Facade


Approach