京都の建築設計事務所 片岡英和建築研究室 | K-mart

京都の設計事務所「 片岡英和建築研究室 」の建築家blog。

気になるインテリア

2011-05-30 | インテリア
先日、ミラノサローネ(国際家具見本市)の報告会へふらり。

今年で50周年を迎える由緒あるイベントであるミラノサローネ。
50周年ということで特別イベントがある訳でも、特別ゲストが来る訳でもなく、例年通りの調子で今年も開催されていたそうです。きっと国民性なんでしょうね。。

そんな下りから始まったレポートだったのですが、インテリア的にはカラーやテクスチャーのトレンド情報やスタイリング、各ブランド家具メーカーのこれから、etc。今年はユーロルーチェということで、照明器具の出展の方も充実の展示ボリュームだった様です。

しかし、常に耳にするパトリシア・ウルキオラ。正に怪物ですね。

写真はパトリシア・ウルキオラの浴槽、洗面器。
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京都2111 vol.2

2011-05-27 | 京都2111
「京都2111」は京都の8つの設計事務所が集まり、これからの京都、100年後の京都を考えるプロジェクトです。

定期的に京都各所のショールーム、イベントスペースに各設計事務所の作品の展示や、トークショー等イベント開催する「巡回展」を開催しております。

今回の内容は京都2111に参加する8組の建築家が普段どのような姿勢で仕事に取り組み建築を作り上げていくのか、実施作品を展示し広く知って頂こうというものです。

IHクッキングヒーターの性能を体験できる無料お料理教室も同時開催致します。
これからの京都、100年後の京都が気になる方、僕たちの活動に興味がある方、みなさまぜひお気軽にお立ち寄りさい。(入場は無料です。)

会場:関西電力はぴeライフスクエア京都(京都市中京区烏丸六角下ル観音寺町630 読売京都ビル1F)
日時:6/23(木)~6/26(日)AM10:00~18:00

<当日イベント>
○6/25(土)IHお料理教室(無料)10:30~14:30/建築家によるトークショー15:00~
お料理メニュー:初夏向きさっぱり味の中華ランチ(お刺身とナッツのサラダ、高菜チャーハン、初夏の爽やかスープ、一口ごまクッキー)

○6/26(日)IHお料理教室(無料)10:30~14:30/建築家によるトークショー15:00~
お料理メニュー:いつもの食材+ひと工夫でオリジナル中華メニュー(中華の混ぜおこわ、ホタテと枝豆の一口揚げワンタン、初夏の野菜の酸辛湯、いちごと小豆あんのチャイナミルフィーユ仕立て)

※IHお料理教室は各日申込順先着20名様とさせて頂きます。6/18までにお申し込みお願い致します。
<下記HPをご覧頂き、ご氏名・人数・参加日をご明記の上メールにてお申込下さい。>

連絡先:京都2111事務局 Mail:kyoto2111@gmail.com Hp:http://kyoto2111.blog.fc2.com/

<参加メンバー>浅見俊幸建築設計事務所、片岡英和建築研究室、空間工房用舎行蔵、+0 atelier、塔本研作建築設計事務所、WR設計室、atelier BORONSKI、究建築研究室

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リノベーションとリフォーム

2011-05-20 | 建築うんちく
今回は、建築うんちく的に用語の解説をしてみようかなと、、、。

お題は、『リノベーション』

辞書を調べてみると、

リノベーション [renovation]
(1)刷新。改革。
(2)修理。改造。修復。

と、

リフォーム [reform]
「改革する」の意。
作り直すこと。洋服などの仕立て直し。また、建物の改築。

とはほぼ同義であるのですが、実際のところ建築用語としては大きな違いを持ってます。

リフォームは現行建築物の復旧・美装工事的な意味合いが強く、
リノベーションとは建物のもともと持っている基本性能に新たな要素を付け加える事で、建物自身をより活性化させたり、使用目的自身を変更したりと、コンバージョン(用途変更等)的操作の意味も含んでおります。

簡単な説明で解り辛いかと思いますので、参考写真をご覧下さいませ。

写真はヘルツォーク&ド・ムロン(H&deM)のテイト・モダン(Tate Modern)です。
発電所から美術館へのリノベーションの一例。

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今現在、京都と滋賀にて片岡英和建築研究室もリノベーションプロジェクトに取り組んでおりますので、そちらもお楽しみに!


春秋庵

2011-05-16 | 建築うんちく
先日、京都の嵯峨方面、平安郷内にある春秋庵の茶室増築工事の現場見学会に参加して参りました。

見学会当日は、左官職人の佐藤氏より木と土の関係、強い壁の作り方のお話を伺ったり、木下棟梁による木との付き合い方、木架構・木組みのお話し、伝統工法による木造建築の地震に対する強さのお話しだけでなく、人を育てる事の大切さや文化・伝統の継承についてのお話も聞く事ができ、自分のやって来た事、残して来たものに対しての強い想いを感じられました。

私が同伴させて頂いていた大工の棟梁も木下氏のお話に感銘共鳴されて、熱い想いが蘇ってきたと、、、。

とまあ、非常に奥深い勉強会でした。


写真1『広沢の池』
嵯峨天皇が池に写る月を観る事を目的として造られた人工池だそうです。

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写真2『左官レクチャーの模様』
当日の参加者は約70名。現地では知合いの建築家の方ともお会いしたりして、、、。

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写真3『木架構・木組みのモックアップ』
パズル・知恵の輪の様に複雑に入り組んだ木組み。幾多の歴史的建造物に携わってこられた木下棟梁による木組みは正に芸術でした。

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片岡英和建築研究室より


茶室~リノベーション

2011-05-09 | 建築うんちく
ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

京都の設計事務所、片岡英和建築研究室は滋賀県の佐川美術館、大阪の知人建築家のオープンハウス、能登川リノベーション現地調査、大阪空港のインテリアショップとの打ち合せなど、大渋滞に巻込まれながらも関西圏を動きまわっておりました。

佐川美術館では、樂吉左衛門の茶室空間で外界との時間の流れの違い、建築と心の関係性、コンセプトである「守破離」の精神に触れることができ、貴重な体験をして参りました。

写真は樂吉左衛門館の東側の外観。落ち着きあるファサード(実は裏側??)。

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能登川のリノベーションは建築家手塚さんの『屋根の家』的な楽しげな屋根の。。。と、これから計画を進めて行くのがとても楽しみなプロジェクトです。クライアントご夫妻及びご家族の皆様、今後とも宜しくお願いいたします。

Yane