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内外行動日記です。blog復帰しました^ ^

ネイルアート

2011-10-02 20:09:38 | 学問
今日は知人の結婚式に参加してきました。

そこで同席された知人の爪を見てびっくり!

オシャレな装飾がしてありました。

さて、このネイルアートに歯科の技術が使われていること、ご存じでしたか??

「接着」

という技術です。

爪と物質の融合です。
そもそもどのようなメカニズムになっているのでしょう??

まず、爪のような硬組織と物質は普通、くっつきません。
くっつくためには引っかかりがひつようです。

ツルツルの面よりも、ざらざらな面のほうが滑りにくいことはイメージできると思います。
そこで、まず表面をざらざらにします。
この動作を10~30%程度のリン酸を用いた15秒程度の酸処理によって行われることが多く1の動作として
「1:エッチング」と呼んでいます。

そして、爪には無機物である硬組織と、有機物である線維組織があります。
しなーっとした、この線維組織をボリュームを出すように立たせる動作、これを2の動作として
「2:プライマー」と呼んでいます。

これで、硬組織のタグ、線維組織のタグが出来ましたので、一層の接着材を流し込み、固めます。
この3の動作を
「3:ボンディング」
といい、これにより、ツルツルの面が接着面に変化します。
レジンタグなんて呼んでいます。

完成した接着面に材料を塗布し、再び固める。
この動作を繰り返し、ネイルアートは完成します。

むし歯を取り切り、削り取った面を接着面に変え、材料を詰める。
コンポジットレジン修復とネイルアート

一見全く違う分野のようですが、共通する点が多々あるんですね(^^)


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