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「魔城伝説II 大魔司教ガリウス」 レビュー (ファミコン)

2013-01-29 19:58:42 | ファミコンレビュー
MSXから発売された『魔城伝説』の続編(シリーズでファミコンなのは本作のみ)
サイドビュー探索アクション
コナミから発売
1987年8月11日発売

あらすじ
騎士「ポポロン」は、グリーク王国の姫である「アフロディテ」が魔城に囚われていると耳にして救出した。
「アフロディテ」を攫うように仕向けたのは世界中を魔界にしようと企む大魔司教「ガリウス」であった。
「ガリウス」は「ポポロン」が留守の間にグリーク王国に攻め入り、城を魔城にし、その上、
数年後「ポポロン」と「アフロディテ」の間に生まれるはずの「パンパース」を城内に監禁したのだ。
「アフロディテ」を救出し、愛する我子とグリーク城を悪の手から取り戻す為、「ポポロン」は「アフロディテ」と共に死を覚悟し、挑むのであった。


ん?これから生まれるはずの「パンパース」?
神話をモチーフにしているのであれば突っ込むのは無粋というやつだろう。
しかも捕まっているはずの「アフロディテ」と共に城に入る?
まぁ救出直後って事なんだろうけど…
しかし「パンパース」ねぇ。オムツだな。元々そう言った神話からオムツとして採用したのかもしれん。
調べてないから良くわからんけど

特徴
「ポポロン」と「アフロディテ」の二人を切り替えながらプレイする事になりそれぞれに特徴がある。

「ポポロン」:『ジャンプ力高め』『ジャンプ力の調整可能』『水中での体力低下は激しい』『武器2連射』『壁は一撃で破壊』
「アフロディテ」:『ジャンプ力は一定』『水中での体力低下は緩やか』『武器3連射』『壁は3撃で破壊』


点数は50点

良い点
・曲が良い。

悪い点
・序盤の高難易度
・アイテム効果が分かりにくい
・足場来るの遅ぇ…

良い点の解説
・曲がいい。
ま、いつもどおりですな。
基本ステージと別ステージがあって、別ステージの曲は耳によく残っている。

悪い点
・序盤の高難易度
最初は体力が少ないため水が苦手な「ポポロン」が水中に入ってしまうものなら体力全快でも死が見える。
慌てて水に耐性がある「アフロディテ」に交代させようと思ったら手遅れだった事がしばしば。
じゃぁ、死んだら生き返らせるって所だけど生き返らせるのには

「金×100」+「矢×100」

序盤は、ほとんどの敵が落とすのは「金×1」or「矢×5」だけでありこれらを必死こいて集めて生き返らせるのならパスワードを用いて前回のデータで再開したほうが早いかもしれない。
ちなみに、パスワードを用いると全快状態で再開できるゲームがあるがこの「大魔司教 ガリウス」は死んでからパスワードをとっても再開しても相方は死んだままであり生き返らせなければならない。
(何故か体力ゲージは満タンという表示がされるが死んだ扱いのままの為、交代は不可)
体力の回復は、基本的に経験値MAXしかない。レベルなどの概念はなくただ体力が全回復する。
敵を倒すと経験値が溜まるが、序盤はやはり微々たる量である。
薬などの他のゲームでありそうなアイテム的回復要素は皆無である。

序盤は異様に死にやすいのでアイテム取ったらパスワードと、マメに取っていくしかない。
今では写メでパシャで済むがコレをパスワードを取っていたであろうリアルタイム世代の人は尊敬に値するわ。

では、後半になるとどうなるのか?
①ボスを倒すごとに最大HPが上がるので死ににくくなる。
②「金×10」の雑魚とか中ボスクラスの「金×50」とか「矢×50」とか多いので生き返らせ易くなる。
③敵の経験値も増えるので体力回復は早い。(必要経験値は一緒)
④「ボトル」というアイテムを取ると取得経験値が倍になる。
これだけ恵まれてくると戦ってくるのが楽しくなってくる。

苦行とも言える序盤をどう切り抜けるかがポイントと言えるだろう。

・アイテム効果が分かりにくい。
取説があればいいが、無い場合は取った効果が非常に分かりにくい。
説明も無く殆どのアイテムが所持した時点で効果を発動しているので何がどうなったのか分からないのだ。
カーソル合わせて使っても変化があるのが殆どない。
一応。たくさんあるアイテムの中で一部を解説しておこう。

例えば
「パラソル」:使用時に画面内のコウモリを全滅させる。
「ブラックオニオン」:一部マップの溶岩がなくなる。
「オール」:一部の場所で水面を歩ける。
「ハープ」:一部の場所ではしごが出ている。
「パペット」:一部の場所で使用すると足場が出てくる。
「サーベル」:降ってくる岩をすり抜けられる。
「ネックレス」:『ポポロン』が男子禁制の部屋に入れるようになる。
「ブレスレット」:『アフロディテ』が女人禁制の部屋に入れるようになる。

「男子禁制」「女人禁制」とか表記されているわけでもないし、色で区別出来るわけでもなく
ドアを通り抜けられるかどうかの違いしかないので性別の禁制なんて知らずにプレイしていたわ。

それに「パラソル」寧ろ岩をすり抜けるのに必要なのがパラソルっぽいだろうに。

ハッ!?今気づいた!コウモリ傘にかけてパラソルを使うとコウモリが全滅するのか!?ってかなんやねんそれ。


・足場が来るのが遅ぇ…
このゲームいくつもの階層が上下左右に広がっているのだが
上下の動く足場はその階層に連動しているらしく一度逃すと10秒以上待たされることが発生する。
特に敵の攻撃を食らってノックバックで落とされ、再び足場が来るまでのイライラ感は尋常ではない。




アイテム、取得により、連射回数やら壁破壊は変わってくる。
この二人を使い分けながら戦っていくのだけどね。
悪い点でも言ったけど序盤の厳しさは異常。

このゲームはノックバック時は操作不能になるので、水際の戦いには常に緊張が走る。
被ダメージ時のノックバック時は操作不能であり、落ちることは多々あるからだ。
通常の水なら予めアフロディテにしておくのがベストだが、問題なのは溶岩地帯。体力減少に差はない。
そして溶岩での減少はアイテムではどうにもならず、ガリガリ体力を削られる。
2面の溶岩地帯は落ちたらまず「エンゼルウイング」(入口まで強制送還)を発動させるしかない。
ウカウカしているとすぐ死ぬので緊張感は絶やさないように…
たまに慌ててデビルウイング(城内のみ、入ったことがある敵の入口まで強制送還)使ってしまってそのまま死ぬこともあったりする(笑)

このゲームはコウモリがなかなかウザイ。
天井をフワフワ飛んでいて、軌道を読みづらく迂闊にジャンプ攻撃を仕掛けると避けられて体当たりを食らうことが多々ある。
それで済めばいいが、穴際でそんな事になって下に落下した日には…
このゲーム、マップが複雑で一旦、下の足場に落ちると同じ場所に戻ってくるのが数分かかるような構造しているからな…なかなか鬱陶しい(笑)
まぁ、パラソル取るまでの我慢ではある。
コウモリがウザイゲームと言えば他に「オリュンポスの戦い」が挙げられるな。

それでも投げずにクリアまでやれたのは不思議な魅力があるのかもしれない。
先日やった同じくサイドビューでパスワードも取れる「ランボー」は敵の速さに対しての攻撃の出の遅さが致命的で自分のイライラが振り切れちゃって「無敵」パスワードを頼ったもんな~(苦笑)。マップも非常に分かりにくいし。

PS)表面、最上部辺りにいるコウモリの群れを貫通矢で一斉にぶち殺していく快感は異常!!(笑)


ここからがネタバレ


















パンパース、赤ん坊なのにブロックに埋まっていて良く生きていたな~wwwwwwwwwww

ちなみに、

「俺、ラスボスと戦ってねぇ…」

何故か分からないが初めてボスの部屋に行ってもラスボスである「ガリウス」が出現せず、ドアをくぐって「パンパース」を見つけるとそのままクリア。
ちゃんとエンディングもスタッフロールも流れた。バッドエンドでもない。
攻略サイトを見ても特にそのバグについては触れられていない。
何かのバグだろうか?分からん。どこでそんな状態になったのか、
どこまでパスワードを戻せばラスボスが出てくるのか分からないので再プレイはしないだろう。
取り敢えず

「ガリウスさんは髭人が来るのが遅すぎて待ちくたびれて死んだって事にしてしまえ!(ヤケクソ)」
「いや、キングクリムゾンの能力によって知らぬ間にガリウスさんを倒したのだろう(やっぱりヤケクソ)」

GZ2E TOJ1 NHPA JC2E
YL55 V4GG UUEY THTU

↑ラスボスがいないパスワードを置いておきます。
※「TOJ1」の「O」はアルファベットの「O」である数字のゼロではない 。


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