ユア・ハイハート、自らの神聖さと共に。

心や魂のこと。生きる勇気と希望。
世界はいつも儚く光に溢れてる。誰もが強くて優しい。No worries, 大丈夫。

SAND OF THE SUN 【後編】

2013-03-09 23:08:31 | Music
SAND OF THE SUN 【前編】の後編です。


調べたところ、著作権については、曲名、アーティスト名、作者を明記すれば引用は問題ないようです。オリジナルの英語の歌詞、そして、その下に私の訳を置きました。よろしければ、お読み頂けますと嬉しいです。


SAND OF THE SUN
music by Shu, words by 【K】, arranged by TSP

No one hears what I say under sunrise.
I spread my wings. I'm flying like an Angel.
Is this truth ? But I'm reaching for the sunrise.

Just why? There's nothing in the world.
But why? I get into the chaos.
It's why I can still be the Angel.
It's why....

だれも俺を理解しない。
俺は翼を広げ、天使のように飛んでいる。
ここはどこなんだ? しかし、俺は夜明けの光へと向かう。

何なんだよ。ここには何もない。
どうしてだよ。辿り着いたのはカオス。
だからか?俺がまだ天使なのは。
だからなのか。。?


I will show the world. The wings like the wind.
I walk in the rain. I'll be there.
Will I never know the end of my dream?
It's sand of the sun.
Just I bless from here to your heart.

伝えたい。この翼は風と共に。
俺は濡れて歩く。そこにいる。
俺の夢に、終わりなんて来るんだろうか。
命は永遠なんだってわかったよ。
ここから、ずっと見守っている。皆のことを。


Everyting I belive is burning in the sunlight.
Show me please, where is my rursty left leg.
Tell me why all I got was spilled out of my hands.
It's my greed. The Angel never saves me.

Just now, I'm falling in the cloud.
Right now,with my body burning out.
Flash back, breraking up my bloody world.
Flash back..

俺が信じたもの全て、太陽の光の中、燃え尽きた。
教えてくれ。傷だらけの俺の左足はどこにいったんだ。
どうして、俺の手に入れたもの、全部この手からすべり落ちてしまった。
俺が望み過ぎたのか。天使は決して俺を救わなかったよ。

あぁ、雲へと落ちる。
俺の身体は焼け落ちながら。
あの頃が脳裏によみがえる。俺の血に染まった世界が砕け散る。
よみがえる。。


I will show the world. The wings like the wind.
I walk in the rain. I'll be there.
Will I never know the end of my dream?
It's sand of the sun.
Just I bless from here to your heart.

伝えたい。この翼は風と共に。
俺は濡れて歩く。そこにいる。
俺の夢に、終わりなんて来るんだろうか。
命は永遠なんだってわかったよ。
ここから、ずっと見守っている。皆のことを。


Plese take me so far from the heaven.
Please take me...
It's like a roll of dice. The game of life is over.
Now I will show my world to fly away, so high.
Hey call me Desperate Angel.

俺を、この天国から離れ、はるか遠くへと運んでくれ。
遠くへ。。
まるで、サイコロを転がすようなものさ。人生のゲームは終わった。
今、俺は飛び立っていく。天高く。
これからは、嘆きを救う天使(Desperate Angel)とでも呼んでくれ。


I will show the world. The wings like the wind.
I walk in the rain. I'll be there.
Will I never know the end of my dream?
It's sand of the sun.
Just I bless from here to your heart.

From here to your heart.

ここから、見守っているよ。
あなたが幸せであるように。。



この曲が一般に公開されている動画で聴けるのは、私の知る限りこれだけです。この動画の本当の最後の部分ですが、53:20からこの曲が流れます。

TAIJI-LEGEND OF PHOENIX _WeROCK




今日も最後まで読んで下って、本当にありがとうございました。

今日も皆さん一人ひとりの愉しく健やかな一日でありますように。


SAND OF THE SUN 【前編】

2013-03-06 15:21:42 | Music
昨年9月26日に発売された、TSPのファーストアルバム『THE LAST RESISTACE OF THE FIREBIRD』。





TAIJIこと、故沢田泰司さんの音源を含む、TAIJIさんの遺作とも言える全10曲。
私はこのCD、すぐに開封できなくて、一週間くらい経ってから全曲聴きました。この前に、5曲入りのミニアルバム『MAD CLUSTER』を聴いていたのですが、それでも、このアルバムは特別に感じられてなりませんでした。

実際、予想を遥かに上回る10曲で、1曲目『ASH & RAIN』、2曲目『REST IN PEACE』はアルバムリリース以前にアップされていた曲なので、そこまではまだ平静に聴いていれたものの、3曲目『CONFLICT』、4曲目『FROM HERE TO WHERE I AM 』、5曲目『FLY TO HELL』と怒涛に続く、超重量なサウンドの嵐に、「えぇ~~!!? 何これ。。」と呆けたように口に手を当てて聴いていたことを思い出します。

大人が聴いて、自分が大人であることを楽しめる。誇りに思える。
若年層が聴いて、大人ってこんなカッコいいものなんだな、と思える。そんな音楽。
全体を通して、感じたことです。

それくらい成度が高く、でも、ハードロック、ヘヴィメタルに完全に徹していないころがまたスゴイと感じました。すでに次を見越している。。そのような気配さえ漂います。いえ、全曲、第一級のハードロックであることは何の疑いもないのですが、この分野の音楽を聴いたことがない人も、きっとのめり込んでしまうような今の時代感も入っていると思いました。


TSP・オフィシャルWEBSITE

『THE LAST RESISTANCE OF THE FIREBIRD』Amazon ページ


そして、6曲目『SAND OF THE SUN』。
TAIJIさんのベース音源である、アルバム中4曲の内の一曲です。

この曲は、ギターのShuさんの作曲家としての稀有なる才能が炸裂した、例えようもなく胸に迫りくる美しいロックバラードです。そして作詞したのはボーカルの【K】さん。。余りにもメロディと歌詞がマッチしていて、特に歌詞が。。思わず絶句した歌詞なので、いつか私なりに邦訳してみたいと思っていました。

それを【後編】に書いてみたいと思います。


『SAND OF THE SUN』

"SAND"は一般的には「砂」と訳しますが、その他「勇気、忍耐、気力」や、砂時計から砂が落ちる様から「過ぎ行く人生のとき」という意味もあります。



TSP「MAD CLUSTER!!」


「その先を目指し掴み取る。I'm looking for my dream. Everybody needs LOVE」

そう、夢のその先を目指して。



今日も最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました。

今日も皆さんの想いが、大切な誰かに届く一日でありますように。



一年と半年・・・・久しぶりに沢田泰司さんのこと

2012-11-16 18:43:27 | Music
明日、2012年11月17日。
ベーシスト・沢田泰司さんがお亡くなりになってから、1年と半年目を迎えます。

今年初めのこの記事を最後に、以降はTAIJIさんのことは書いてきませんでした。書くことがなかった訳ではなく、書けなかった・・という方が正しいです。2012年に入っても様々なことがありました。 

・TAIJIさんが最後に率いたバンド、TSP( TAIJI & SHU PROJECT)の活動再開。(実際は、2011年11月から)
・元マネージャーが起こした、芸能ジャーナリスト・渡邉裕二さんに対する名誉毀損損害賠償請求裁判、原告(元マネージャー)からの訴訟取り下げ。
・TSPのワンマンライブ敢行。
・Be free代表KAIKOさん主催で行われた TAIJI’s Night。
・そして一周忌。2012年7月17日。
・一周忌の日の、実妹のSister MAYOさんと、かつてリーダーとして率いたバンドD.T.R.主催の追悼ライブ。
・TSPファーストアルバム『Last resistance of the the Firebird』発売。
・TAIJIさんの婚約者、赤塚さんが取材に答えた週刊文春の記事。


近しい方々、関係者の方々、ファンの皆さん・・・TAIJIさんを大切に思う多くの方々が、それぞれに想いを馳せた、それぞれの出来事だったと思います。


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私にとっては、昨年のこの時期がとても辛い日々で・・・決して「最も」とは言いませんが、日々寒さが増すように、心は悲しみで浸されてゆくような日々でした。それは上述した裁判の第一回目の公判がまもなく、という時でもあったことと、まだTSPの活動についても発表されてなかった時だったこともあると思います。このまま、こんな理不尽な状況のまま、TAIJIさんの死が埋もれていってしまうのか。。。という想いに打ちひしがれてしまいそうな日々だったと覚えています。公判が始まるという事実も、すがるような思いが強かったためか、溢れるような希望を感じることは出来なかった。。ただ、祈りしかなかったように思います。

それぞれに書いておきたいことも、勿論あります。

ただ、今日、久しぶりにTAIJIさんについて書こうと思ったのは、ふと一年前の状況を思い出したのか何なのか、最近、TAIJIさんを思い出す回数が戻ってきたからでした。厳密に言うと、一周忌を過ぎて、より一層思い出すようになりました。私自身、一周忌の日をまともに過ごせるかどうか自信がなかったので、敢えて考えないようにしていた節があります。そして、緊張していたのだと思います。その日が過ぎて・・・49日から一年、100箇日から一年・・・と、節目節目を通り過ぎることで緊張が取れ始めたのかもしれません。

ただただTAIJIさんの喪失を嘆くだけの心情ではなくて、愛しさと裏表の悲しさというものが未だ私の心の中にはありますし、それは決して消えるものではないと思っています。多くの方々にとってもそうではないのかな・・と察するのですが、TAIJIさんは、今も私の心の中に生きています。


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けれども、今、あの日から一年以上が過ぎて思ったことは、
「前を向かなければならない」「悲しんでばかりではいけない」「TAIJIさんは決してそれを望んでいない筈だ」という、いわゆる「禁止令」を自分に強いていたのではないか?ということでした。

ここ1、2週間ばかり、物凄い勢いで悲しみの波が私を襲い、まるで一年前と同じ気持ちを抱くようになりました。そのときに、自分に強いていた禁止令を認めることになったのです。 

私は、自分で分かっていた以上に、もっと、もっと悲しかったんだ。
TAIJIさんの死が、本当に、自分で分かっている以上に、辛く感じていたんだ。
自分の心に素直になって、誰がどう思おうとも、もっと、悲しんでよかったんだ。


そう思いました。そう思わせて貰ったのかもしれません。

そして、その日、久しぶりに泣きました。
何だか、湿っぽい内容になってしまってごめんなさい。。


PS;この時期になると、サンタクロース姿のTAIJIさんを思い出しますね^^


そして、今回思ったのですが、こうして、気付いたときに、自分の思いに添って、その都度解放できればいいんじゃないかと思うのです。仮にそこにあるのが、正誤や善悪が勝った考えに基づいた気付きであっても。どんな思いも、今の最大限であり、自分の最善最適なのだから。


Cybernetic Crime - D.T.R. (Live)



TSP「ASH&RAIN」




今日も最後まで読んで下さって、本当に有り難うございました。

今日も皆さんの愉しく健やかな一日でありますように。


希望、救い

2012-10-02 19:31:08 | Music
今日は曲の紹介です^^

先日書かせて頂いた記事 「闇と夜明け」、流石に、これには落ち込みました。「落ちる」というより、腑抜けになってしまった感じが近いでしょうか。

「何度生まれ変わり死に変わりしても、未来永劫孤独」

闇から突き付けられたこの言葉。

ここには、どこをどう探しても希望など何一つ、どんな小さな救いの一欠けらさえ、見つけることはできなかったからです。

数日間は無感覚で過ごしていたように思います。でも、生きてかなきゃならないしなぁと。はぁ~~~・・・どうするべか、みたいな(苦笑)。


そんなときに、ふと思い出したのがこの曲でした。
ここ数ヶ月、唐突に思い出しては聴きたいと思い、でもyoutubeなどで探すまでの情熱はなくて、また唐突に思い出してを何度か繰り返していた曲でした。何しろ曲名がうろ覚えでしたから。

この日は通勤電車の中でしたが、思い立ったら聴かずにおれなくなって、心当たりのワードで検索して見つけました。

岸田智史さんの透き通るような声が、それだけで心の痛みを洗い流してくれますが・・・私を救ってくれたのは、何より、その歌詞でした。


例え痛みがあってもいい。
そこに生きてる証があるならば。


どうしようもない昨日を持ってしまったが、
どうにか出来る明日が、明日があるさ。



未来永劫孤独。
真っ暗闇の中、何者かに言わせたこの事が、私の業(カルマ)の結果であるなら、それこそこの歌詞の通り「どうしようもない昨日を持ってしまったが」が、寸分の違いもなくそのままを表していて。。しかし、この曲はその後、「どうにか出来る明日があるさ」と歌ってくれるのです。

「どうしようもない昨日(過去)も、どうにか出来る」
これは、心の底から救われた一瞬でした。

どこをどう探しても、一欠けらの希望もないとさえ嘆いたことも、どうにか出来る明日はやって来るのだ。どうにか出来る明日が・・・これこそが、怒り、憎悪、哀しみ、嫌悪、無関心。。。ありとあらゆる辛いものが出尽くしたあとに、神様が人間のために最後に一つだけ残したくれた「パンドラの箱」の「希望」だと思えてなりませんでした。

今尚、数多くの方の心の支えとなっている曲だと思います。
よろしければ、是非、聴いてみて下さい。

岸田智史 重いつばさ 




今日も最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました。

今日も皆さん一人ひとりの全てが慈しまれる一日でありますように。


Pink Spider ~その空は誰のもの

2012-05-07 02:01:41 | Music
5月6日、茨城県つくば市を襲撃した竜巻の犠牲となった貴い命のご冥福をお祈りいたします。
また、被害を受けられた方々には心より御見舞い申し上げます。


去る5月2日は、アーティスト、hideさんの14回目のご命日でした。

hideさんの場合は、何て呼称を付ければいいのだろうといつも悩みます。
元X Japan ギタリスト
ロックアーティスト
アーティスト
ロッカー

私の貧弱なボキャブラリーでは到底表せない彼の才能、ポテンシャル、独自性。
hideさんは、どんな呼称も邪魔に感じるかの如く、"hide"・・・その一言で全てが賄える偉大なアーティストでした。しかしその偉大さと対極に呼応するように、暖かい、身近な存在でい続けた方でもありました。

ご命日からは数日過ぎましたが、あらためてhideさんへの想いを胸に、変わらぬレスペクトを胸に秘めながら、今日は『ピンク・スパイダー』について少し書かせて頂きたいと思います。


以前こちらの記事でも書きましたが、私は、X Japanは殆ど聴いたことがなくても、hideさんは良く(時々ブランクはありましたが)聴いていました。・・・と言うより単純にhideさんが好きでした。音楽、特にロックという分野について難しいことは分かりませんが、彼の創り出す音楽、そして繰り出すパフォーマンス、尽きることない(私にはそう思えました)才能。

まるで、人間の自在自由な可能性の形を見せてくれているようで、どうしたらこんな風になれるんだろう・・・?と音楽を聴くたび、ライブ映像を見るたび、インタビュー動画を見るたび、答えは出ずともそう思い続けました。


音楽の分野が違うだけで、ベートーヴェン、モーツァルト、バッハ、リスト、シューベルト・・・彼らを肩を並べて何ら遜色ない音楽家だと思います。そう思う一つの理由には、ハイクオリティ、且つ全く独自性のある作品を世に出し続けたこと、そして「尋常でない数の人々が熱狂した」ということが挙げられるのではないかと思います。


さて・・・
その彼の多くの作品の中でも、メタファー(比喩的表現)が全編に渡って散りばめられているこの曲。『ピンク・スパイダー』。
結果的にシングルでは、この曲が彼の遺作となりました。ちなみに作詞、作曲共にhideさんです。


私は特に間奏のセリフ部分に最も強いインパクトを受けました。

私の翼を使うがいいわ、スパイダー。
飛び続けることを知らないあなたも、いつか気が付くことでしょう。
自分が誰かの手の中でしか、飛んでいなかったことに。
そして、それを自由なんて呼んでいたことにも。


・・・「それを自由なんて呼んでいたこと」


今、「自由」という言葉は、多くの人々に響いているキーワードの一つかもしれません。

しかし、この「自由」。
自分の在り方をいうのか、自分の振る舞いを言うのか、自分が於ける環境を言うのか・・・これは、とても難しいところです。そして、このセリフのように、自分で気付かずして自由だと思い込んでいる何か。それも実は幾重にも存在しているように思います。


+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+

この曲の冒頭あたりですが、

「君は空が四角いと思っていた」

という歌詞があります。

実際には、空によって繋がれていない国はありません。
誰一人、違う空を見ている人もいません。よって、空は四角ではありません。
空とは、無限・・・とはまた違うものかもしれませんが、しかしそういった類のものであることは確かだと思います。

ただ、「空を飛ぶ」という象徴的行為(私たちは実際には飛べませんから)が、「自由に生きること」を喩えているのであれば、その空は、自由に生きるという行為が達成されるための土台や空間、場所のことを指し示しているのではないでしょうか。

それらの力を、他者や自分以外のものに預けているのか、否か。
それらを、自分が制御し、自分が作り出しているものであるか、否か。

私は、「飛ぶ」という行為の是非やメッセージよりも、
このことを強く訴えている曲のように、最近は思うようになってきました。


私自身も「枠」という言葉を頻繁に用いますが、これは、既存、決められたもの、刷り込まれているもの、古くからの価値観、固定観念を表したいときに、よくこの一語を文中に組み込みます。

枠というものは、内部にいくらかのスペースがあります。
その枠の中を、上へ下へ、右に左に飛ぶことが果たして自由なのでしょうか。
その枠の中、最も高いポイントへ行き着くことが、自由度が高いと言っていいのでしょうか。

私の個人的な考えでは、自分が決めた価値観や概念であれば、それは「枠」をはじめ、制限がある状態のものではイメージングしにくいように思います。よって「枠」や「四角い」という、明らかに目に見える形で制限を突きつけるものには、自分以外の思惑が入っている証でもあるように思うのです。

そうした枠や四角の中のスペースを、いかに高く、いかに速く飛べるか。
その器用さ、テクニックを「自由」としてはいないだろうか。
そして、このような場合、自由と思っているその行為の土台(=空、枠、四角)は、純粋に自分で生み出したものではく・・・即ちそれはどういうことかと言うと、

元来、自分を由(よ)しとする自由が、他者の思惑や価値観に従うことに刷り変えられてしまっている。
そして、その内部のスペースで行える範疇のこと、その結果の優劣を競う。そして、それを優れている者を「自由な人」と呼ぶ。現代では、そう捉えているのではないかと思うようになってきました。


「飛び続けることを知らないあなた」


これは、他者で決めた、他者で作られた枠や四角の中を飛ぶのではなく、
飛ぶとは、自由とは・・・一見無限の、一見ゴールのないどこまでも続く空を飛ぶこと。
自分で制限かけず、どこまでも広がる空を飛ぶこと。
そのことを示しているのかもしれません。


私の筆の力の無さでツラツラと長文となってしまいましたが、それを端的に、極めて分り易く凝縮したのが、hideさんの、この曲の歌詞であると思います。

「そして、それを自由なんて呼んでいたことにも」


ただ、難しいのですが、
枠や四角があることが決して悪いことだとも私は思いません。

一つの考え得るケースとして、自分が目指す最高峰を枠の頂点とし、
そこを目指す過程で得る喜び、挫折、葛藤、楽しみを色濃く体験することで、自分の人生に反映させる人々も確実にいるのだろうと思います。ただし、hideさんの言う「君は空が四角いと思っていた」の四角には、自分の思考や意志が介在しない、他者依存により作られた四角をモデルにしていたのではないだろうか・・・と、今、そう思ってしまう私がいます。


hide 「ピンクスパイダー」 PV





今日も最後まで読んで下さって、本当に有難うございました。

今日も皆さん一人ひとりが輝き、慈しまれる一日でありますように。