故人からのお手紙です
東京都杉並区在住でした
喉頭がんから転移し、最期を迎えました
まあ年齢も年齢でしたし、しょうがないかね と納得はしております
ここで書いてほしいことは、孫たちへの最後の手紙です
孫たち へ
M君 へ
初孫で男の子、どれほど嬉しく感謝したことか
まだ爺も若かったから、一緒に遊べたし 運動会やら観に行けて
M君が生まれて、初めて孫とはこのように可愛く愛おしい存在なのかと知ることができた
婆といつも話していた、いつ来るか 何が喜ぶだろうか
少々、甘やかしたかもしれんが爺の想いを受けてくれて、ありがとう
これから独り立ちする時期が来て、大変だと思うこともあるだろうが
いつも応援しているから。
Sちゃん へ
まあ女の子は愛らしくて、じいーと初めて呼ばれた時は忘れられない
一生の思い出の一つだ
お遊戯会も七五三もビデオに撮って何回も見直したな
爺が望むのは、健康であれ 明るい笑顔で居れる日が多くあれ と
願ってやまない。
まだ見ぬこれから生まれてくる孫へ
爺は君の顔を見ることは出来なかったけれど、
爺はいつでまでも君の爺で、
新しい命の誕生は、私たちに喜びと希望そして安心を与えてくれた
生まれる前から多くの幸せを運んできてくれた
そんな存在なんだということを覚えていてほしい
幸多き人生であれ 祝福を込めて。
子供たちは寂しく想うだろうか?
私たちには残す言葉は無いのかと思うかもしれないが、
言葉では表せない程、親子でありがたかった
これからの子供たちを 信じている
安心して任せて逝ける
そう思っているからだと、理解してくれると、ありがたい
それでは、これからの君たち全員の幸せを願って
一先ず、さようなら
☆初めてお読みくださった方へ
このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです
茶文字は私自身の言葉です