故人からのメッセージです
私は延岡市に住んでおりました、佐伯と申します
二年ほど前に他界いたしました
我が家には、長女・長男と次女が居ります
子供たちへ
長女のMへ
嫁いでからも何かと実家の様子を見に来てくれたこと、嬉しく思っています
可愛い孫を抱かせてくれた、誕生日や節目のお祝いにも呼んでくれた
何と幸せなことでしたでしょう
あなたが立派な母親になっていく様を見られたのも、親としてこの上なく幸運でありました
人の一生は永いようで、走馬灯のようでもあります
授かった命を一生懸命育てていきなさい
どんな些細な出来事でも、かけがえのない思い出という名の宝になります
結婚生活を長く続けていくには、我慢も必要だけれども
お互いを思いやり、感情的になる前に話し合うことが、秘訣だとお母さんは思います
堪えてばかりじゃ、辛くなるし、長持ちはしないものよ
自由に振る舞っているように見えて、気配りをする子だから
結婚生活の大先輩として一つだけアドバイスです
産まれてくる赤ちゃんにも、お祖母ちゃんがとても大切に想っていることを話してあげてね。
長男へ
早いもので二年が過ぎ、母が居ない事にも慣れたようで安心しています
意外と家の用事や地区の用事があり、週末ものんびりとしては居られないけれど
やらなければならない事として、頑張ってくれています
いずれ背負うことになるからと、母が元気な時にさせてこなかったので
慣れない作業や行事に、戸惑いながらもこなしてくれて、やはり長男Nは頼りになると、安堵しています
先行き、人生を共に歩める人を決めたならば、二人でそこで幸せになってくれれば
母は何も思い残すことはありません。
次女Kへ
末娘で家族からも可愛がられて育ったK、他人にも朗らかで愛想よく接することができる
友人も多く、人生を謳歌していけるでしょう
でも、意外と繊細で、悩みを面には出さないタイプだから
心から打ち解けられる相手に、巡り会えるようにと願います
兄さんを立てて、生活していってね
素敵な人と巡り会い、新たな命を育んでいる、あなたを想うとそれだけで幸せな気持ちになる
仮に、自立した女性を目指して生きたとしても、そんなあなたを誇らしいと思う
どんな歩みでも、あなたを応援しています。
母より
2019年4月
☆お読み下さった方へ
このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです