天国からの手紙

愛よ届け

想いを同じくする方へ

2019年08月18日 15時42分13秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                               

南相馬市に住んでおりました

東北大震災で子供を亡くし、失意の想いで、それでも生き永らえてきました

漸くお迎えが来、美沙に会えると思い自身の死を受け入れておったのですが

知らぬ間に迷っていたようでした

哀しい心、失意のどん底、いっそ誰かの目に留まることもなく静かに死ねたら

このような想いで、ただ日々を消費して生きていたからなのでしょう

逢えるはずの子に、気付かない

そうして幾月か過ごして、こちらに参りました

自分の過ちに気付け、今では娘と共におります

 

私は、私と同じ思いを抱えている人達と震災後は住んでおりました

子であれ親であれ、大切な家族を失った想いというのは

風化することなく、恋しさが募るばかりです

 

今を生きれなかった、私が犯した過ちを伝えることによって

想いを同じくする人々の教訓になれれば

日々を生きるにも、生きている限り誰かの世話になり、また誰かに役立っている

無意味な生は無い

一つ一つに感謝していれば良かった

そうしていれば、生きる希望を見いだせていたのに

今をちゃんと生き、自然に迎える死であれば

迷うことなく娘の元にすぐさま逝けていたのです

私の過ちが、どなたかの希望になれれば幸いです。

 

                                  

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです