故人からのメッセージです
僕は子供の頃に死んでしまいました
もう8年も前です
死因は、僕の家族で海水浴に行ったときに、波にさらわれ海の中
そこからは、光に包まれ生まれる前の場所に還りました
遠くで、両親のすがりつく鳴き声が聴こえる
祖父ちゃんと祖母ちゃんの言葉にならない悔しさが届いてくる
誰かの所為にしないと悲し過ぎて、生きていられない
そうなっている母さんと父さんを観ているのが、哀しかった
僕が悪いのに、両親がケンカする
僕のせい
だから、もう一度戻れないかとお願いしたけど、叶わない
戻れなくて、ごめんなさい
心は近くに居て、一生懸命に話しかけたけど
二人の辛くてやるせない気持ちには、届けれなかった
別々の道に進んでも、二人の心が軽くなれるなら
僕はそれでいい
親失格なんか思わないでいいから
命を与えてくれた
家族の時間は、僕の中でずっと続いている
嬉しかった・楽しかった時間は、その時だけに思えるけど
僕にはその瞬間が、今ある
幸せな時間を持ち続けている
それは父さんや母さん、皆が家族で居てくれたから
だからね、今の幸せをどんどん作って
幸せの瞬間を生きて欲しいんだ
いつかまた二人と逢える
その時に、僕に幸せの思い出を分けてくれる?!
そしたら僕の幸せも三倍になれるよ。
母さん・父さんへ
☆お読み下さった方へ
このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです