天国からの手紙

愛よ届け

新潟の男性からのメッセージ

2020年04月07日 11時24分21秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                     

僕は新潟で生まれ、新幹線の整備の仕事をしていました

大好きだった仕事と、家族と過ごす休日が、何より幸せを感じ

充実した日々を過ごしていました

人間は年を取ると、家路への帰り方さえも忘れてしまうものなのか

最後は、家族に心配をかけ迷惑かけて、終わりました

私の最後に、家族が心を痛めているので、手紙を託します

 

僕は年老いて認知症を発症したので迷子になったのであって

車を取り上げられていたとしても、散歩途中で同じような結末を迎えていただろう

体は丈夫に産まれついていたから、そのままでは長い闘病生活を

送ることを余儀なくされただろう

僕は自分で最後の迎え方を選択したんだ

これが僕の望みだった、と理解してくれないだろうか

延命よりも、辛うじて自分の事が出来るうちにを望んだ

 

妻へ

いざ話そうと思うと、想いが有りすぎて何から言えばいいのか迷う

これまでよく尽くしてくれました

子供たちをよく育て上げてくれました

ありきたりかもしれないが、当たり前のような暮らしがおくれ

お前のおかげで、寂しさを感じることもなく、充実した日々が送れたのだと思っている

定年してからも、呆然と過ごすなら働くべきだと励ましてくれたな、お蔭で元気になれた

車で遠出したことや、穏やかな晩年、全てにありがとう

先に戻るけれど、これまで本当にありがとう。

 

                             2020年4月1日

 

                        

 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです