天国からの手紙

愛よ届け

沖縄県に住む父へ 

2020年02月12日 14時07分54秒 | 天国からの手紙

故人からのメッセージです

 

                           

私は沖縄県で育ち宮崎県で命を終えました

お父さんは沖縄県に今も住んでいます

嫁いでからの私はなかなか実家に帰ることも出来ず、

年老いた父の世話をやくこともなく、旅立ってしまいました

そんな親孝行しなかった娘から、父に宛てる手紙です

 

父へ

60手前で先に逝ってしまい、すみません

誰に想いを伝えたいか考えたら、お父さんでした

長くは一緒に居られなかった

高校卒業後、すぐに島を離れた私は、自分の事で一杯だった

親がどれだけ気にかけてくれているかに気付きさえしない

心のどこかで分かっていても、若さゆえの自分本位だったなと後悔しています

息子を育て上げ、ようやく親御心を知りえました

子供は離れているほどに気になるもの、

今のように様々な通信手段がなかったからなおさらだったでしょう

親の有り難さが身に染みています

 

母を亡くした時には、酷い事言ってごめんなさい

自分では何もしてこなかった後悔から出た言葉です

後で母から言われました、

「お父さんは口下手だけど、一生懸命家族を想い働いてきたのよ」

と、未熟な私で恥ずかしいです

 

こちらでは、母やお祖父ちゃんお祖母ちゃん叔父さん達とも出会え賑やかにしています

苦しまないで、皆感謝しています

自然と終わりを迎える時には、揃って賑やかに父さんを囲み

お疲れ様でしたと出迎えるから、安心して過ごして下さい

孫との時間に楽しみながら、生きていってください。

 

                                  2019年10月 没

                                  2020年2月  記

 

                                 

 

 

☆お読み下さった方へ

      

このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです

      



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