福島に居られた男性から 奥様と息子さん宛の お手紙です
福島原発から数キロ先に住んでいました
この手紙を残すことが、残された妻や幼い息子の為になるのか一抹の想いは在りはするものの
やはり、夫で父親の役目を果たせなかった 死んでしまい申し訳ない気持ちと
幸せになってほしい想いを込めて 綴ります
あの震災で多くの計り知れないものを失いはしたが
君たちが無事で 何より嬉しい
無事に息子を守り育ててくれて ほんとうに感謝している
できうるならば 君が安心して住まえる場所 頼れる人に出会い 幸せをつかんでほしい
心から 君たちの幸せを願ってやまない
最後に
息子が成長し 君が伝えてもいいと思えた時 話してほしい
父さんは息子をとても大切に思っている
息子の成長を傍で支えてはやれないが どんなときも父さんは息子を応援している と
子育てと生活を頑張り続けている母さんを大切に慈しんでもらえたら
父さんはもう何も思い残すことは無い
あの状況を生き延びてきた君だからこそ これからの人生が幸多からんことを
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます