姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

家庭訪問・1

2010-05-01 22:28:02 | 姫のこと
まず、姫の家庭訪問のこと

WD先生にはまっ先に先日の太郎の失礼のお詫びを
WD先生はニッコリ笑って「全然気にしてませんし、私も楽しかったです」と言ってくださいました

「教室に入れていただいて、椅子と本まで用意してくださったと姫から聞いています。
本当にありがとうございました」

「私は1年生を受持ったことが無いので本当に楽しかったです。
タロくんかわいいですね。姫ちゃんもいいお姉さんです。
6年生の子供たちにも良いことだと思っています。
6年生が1年生の面倒をみるのは当たり前、
かわいがるのも当たり前なんですから

一番心配なのが友達関係であること、4年生の時の友達関係や
去年の6年生とのことを話すと

「そんなことがあったんですか。同じ学年にも困った子がいるということですね?
確かに成長過程でそういう難しい時期ではありますが、
だからと言って私は許すことは出来ません。
姫ちゃんのことは注意して見るようにします。
しっかりと見守ります。
ですが、私も目が届かない部分もあると思いますので、
少しでも気になる様子があればすぐに知らせてください」


「帰ってきたら宿題をせずに寝てしまう日もあって困っています」

「朝早くから夕方までクラブを頑張っていますからね。
実はずっと前から朝練に向かう姫ちゃんを時々見かけていたんです。
私はこの道を通勤に使ってるので・・・
今日、家庭訪問でお家の場所がわかって『なるほど』と思いました。
どこから通っているんだろうって思っていたので。
姫ちゃんはよく頑張っているし、クラブでは生き生きとしているじゃないですか?
楽しそうに練習してますよ。
今はそれで充分ではないでしょうか?
宿題が出来ていなくても、努力しているのはわかっていますのでご心配なく

「実は昨日もなかなか本読みをしないので叱ったら『キーッ!』って
癇癪を起して教科書を投げつけてきたんです

「姫ちゃんが?

「はい。家では時々癇癪を起すことがあります。
姉弟ゲンカもしょっちゅうで、タロと真剣にケンカしてます

「姫ちゃんが癇癪って・・・想像つかないですね
宿題はそこまで無理させなくてもいいですよ」

「ありがとうございます。
でも、姫にはやらなくても良いとは言えません。
出来ることはやり通してほしいし、頑張ってほしいんです」

「わかりました。でも、私の方は宿題が出来ていなくても
叱ることはないのでご心配なく

先生の言葉で何だか肩の力がス~ッと抜けた気がしました。
私は姫が少しでも人並みに出来るようにと気持ちが焦っていたんだと思います。
姫のお友達が塾やおけいこごと、クラブと学校を両立させているのを見ると
「姫だって出来るんじゃないか」って思ってしまうんです。

最近は出来ないことの方に目が行きがちだったと反省しています。


今日、同じクラスのSTくんのお母さんに会ったので
「家庭訪問どうだった?」って聞くと
「WD先生っていい人だね~ KM先生と大違いだよ~」って
「ホントにね~ タロが失礼なことやらかしても笑って『私も楽しかったです』って
言ってくれはるんだから・・・WD先生なら姫もSTくんも安心だよね」
「タロ、何かしたん?」
「したよ~ 先生のおでこにパチンって
「うっそ~ 私見てたら爆笑してるわ!
やるなぁタロ でも、その話、家庭訪問の前に聞いてたら
先生のおでこに目線釘づけやったわ
そんな話をしながら二人で大笑い

姫の今年のクラスは姫も仲のいいお友達がいっぱいだし
私も仲のいいお母さんが何人かいるので学校に行くのが楽しみです