姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

登校しました

2010-05-12 23:12:51 | 太郎のこと
昨日は「サポート室なら行ける」と言った太郎ですが
朝になってまたどうなるか心配していましたが
笑顔で登校しました

「朝、いつもより早いけど姫と一緒に行く?
登校斑が嫌なら姫と一緒に行ってもいいよ」
と、昨日太郎に聞いてみました。
すると「行く!姫と一緒に行く!」との返事

保健室のSM先生に電話でお願いした時に
「もし、登校斑がしんどいなら姫ちゃんと一緒に早く来てもいいですよ
と言ってくださったので太郎に聞いてみました。

太郎が行くと言ったので今度は担任のKS先生に電話
「明日、姫と一緒に行かせようと思います。
朝練の時間なので早くなってしまいますがお願いできますか?」

「わかりました。保健室に連れて来てくれるようにお姉ちゃんにお願いしてください。
もし、開いていなかったら職員室に来てもらえればお預かりします。
どんな形であれ、タロくんが無理が無いように通えることが大事ですから

そして、今朝。
姫と一緒に支度をした太郎は「いってきま~す」と笑顔で出発
ベランダから見送っていると、私に気付いた姫が嬉しそうに
そして太郎に何か声をかけていました。
太郎は姫に言われてこちらを振り返り
姫は角を曲がって見えなくなるまで何度も振り向いて

でも、太郎は一度しか振り向きませんでした。
私に背中を向けたまま手だけ振っていました

仕事中も気になって、気になって・・・
電話が鳴る度にドキドキしました。

何も連絡が無いまま下校時間を迎えることが出来ました

学童くらぶに迎えに行った時「タロ、今日は学校どうだった?」と聞くと
「忘れた」とそっけない返事

「どこのお部屋に行ったの?」
「教室・・・サポート室行かんかった」
「そっかぁ 頑張って教室に行ったんやね。楽しかった?」
「あ!タネ植えた!ほら、これがタロのやで」と
植木鉢の所に連れて行ってくれました。
「何のタネ?」
「アサガオ!」
「そっかぁ、何色の花が咲くか楽しみやね~」
「うん、お楽しみ~ やで

後で連絡帳をみると今日は行事や朝顔の種植えなどで
教室にじっとしている時間が短かったらしくて
元気にお喋りもしていたようです

姫の話では朝、学校に着くとSM先生が保健室の窓から
「おはよう」と迎えてくださったらしいのです。
いつもより早く来てくださったようです。

本当に有難いです。

改めて早い時期に気付いてサポートしていくことの大切さを感じています。

姫には随分しんどい思いをさせてしまったのかもしれません


太郎は明日も姫と一緒に行くようです。

ケンカばかりしていてもやっぱり姉弟なんですね。
姫も一人で行くより太郎と一緒の方がいいみたい
太郎も姫が一緒の方が心強いんでしょうね。

太郎は周りのペースに合わせて行動することがしんどいのかもしれません。
登校斑では「タロくんは一人でどんどん先に歩いて行ってしまって困る」と
姫が班長さんから言われたらしくて
「Kちゃんが困っとったわ。タロは先にどんどん行くし、
HRとSNはゆっくりやし、大変やねんて。どうしたらいい?」
姫も友達と弟の板挟みです

太郎の涙の訳は教室より朝の登校斑の方かもしれないと思いました。

1対1のコミュニケーションは大丈夫ですが、3人、4人となると難しいようです。
お喋りしている友達の輪に入ることが難しいようです。
HRくん、SNくん、一人ずつとならお喋り出来るけど
HRくんとSNくんが先にお喋りをしていたらそこに入っていけません。
仲が悪い訳ではないのに・・・
どうしてなのか、さっぱり解りません。


とりあえず、明日も姫と一緒に行くそうです