姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

買っちゃいました

2010-05-03 23:50:02 | 日記
今日はかなり思い切ったお買い物
先日購入した愛車に乗せるカーナビを買っちゃいました
中古の軽にはもったいないかなぁと思ったんですが
「車を乗り換えても付け替えられますよ」と
お店の人に言われて妙に納得しちゃいまして

ポータブルタイプのA機種は5万円
はめ込み式のB機種は8万円プラス取りつけ工事&部品代1万5千円

でも、3万ほど安いポータブルタイプだと視界が狭くなって邪魔
迷いに迷って某大手車メーカーで整備士をしている友人に相談

私が選んだ2機種を調べてくれて
「3万くらいの差やったらBの方がええで。
邪魔にならんのもいいけど、機能としてこのくらいの金額の差やったら
絶対Bの方が得やしお勧めやな。
Bはうちで買ってもここまで値下げは無理やからとりあえず買ってきたら?
取りつけは俺がやったるからその分の金がかからんで済むやんか」

と言うわけで、8万もするカーナビを買ってしまいました

今の街に住んで15年・・・この街の道がいまだによく解っていない私
自転車なら一方通行も関係ないから何とかなってたようなもので、
いざ車で走るとなるとかなり大変です。
仕事の時も下調べで地図とにらめっこした揚句、上司が助手席でナビをする状態で
生まれ育った隣町は大丈夫なんですけどねぇ

「お母さんのがあったらいろんな所に行けるね」と
喜んでいる子供たちの為にも頑張って運転したいです

姫は「奈良の鹿が見たい」と言っていました。
もう少し運転に慣れたら行ってみようと思います

ちなみにこの友人、今回の購入ではお世話になりっぱなし
名義変更もどうしたらいいか解らずしたら色々教えてくれました。
でも、肝心の場所や行き方がわからなくて
「それ何処にあるん?どうやって行ったらいい?」って聞いたら
「電車じゃ時間かかるばっかりやから行ってきたるわ」と
これもあっさり引き受けてくれました

高校からの友人の一人ですが本当に助かりました。

高校に入学する時、仲の良かった友達の大半と離ればなれになって心細かった私に
「高校時代に仲良くなった友達は一生付き合えるから、
女の子、男の子関係なく、いい友達を見つけなさい」
そう言っていた母の言葉は本当だったと思います。

卒業して、社会に出てからも何かと助けてくれたり支えてくれた友人たち。
気がつけばもう20年以上の付き合いになります
とっても個性的で楽しい仲間たちです

何の取り柄もない私だけど、この友人たちは私の自慢です。
いや、宝物かな

姫と太郎にもいい出会いがありますように
母の言葉をいつか子供たちにも伝えようと思っています。


家庭訪問・2

2010-05-03 15:10:22 | 太郎のこと
太郎の家庭訪問も無事に終了です。

担任のKS先生が「何度か経験したことは出来るものだと思い込んでいました。
まだまだわからないことばかりですので、また教えてください」と言ってくださって、
太郎もいい先生のクラスになれて良かったなぁと安心しました


それと言うのも、入学式から1か月近く経って
太郎自身も緊張感がなくなってきたのかちょっと行動が怪しくなってきました。

先日、学童くらぶの連絡帳に「宿題のプリントを忘れてきたようです」と書いてあって
「タロ、プリントどうしたん?教室に忘れてきたの?」と聞いても
「わからん」と言う返事でした。

翌日、もう一度「宿題のプリント、先生が配ったでしょ?」と聞くと
「うん。『後ろに回してね』って」 (太郎の席は一番前です)
「後ろのお友達に回したの?」
「うん。回した
「・・・タロさぁ、自分の分を取ってから回した?」
「自分の分?
「そう、タロの分を1枚取ってから、残りを後のお友達に回すんでしょ?」
「あ!だからタロの列は1枚余ってたん?」
「それがきっとタロの分だったんだよ~
「え~ どうしよう
「明日からね、自分の分を取ってから回したらいいよ。
今回の分は先生に連絡帳で聞いてあげるから大丈夫」
「わかった

宿題が始まって一週間、同じことの繰り返しだったから、
先生も「当然もう解ってる」と思っていたんだそうです。

こういうところが太郎の難しいところ

「同じことの繰り返しであっても、言い方一つで出来なくなることもあります。
家でもそうです。日常の些細なことでもそうなんです。
例えばご飯の後『お皿を片付けてね』と言うとお皿しか片付けてくれません。
お箸、コップ、お茶碗はそのままです。
だからと言ってそれを『どうしてできないの?』と言ってしまうと、
とても気にしてしまいます。
『自分はダメなんだ』と思い込んでしまいます。
お手数かと思いますが、細かく教えてやってください。
言われたことはきちんと出来る子ですから」

「なるほど、わかりました。
確かに何度も繰り返しやっている作業だから当然わかっていると思い込んでいました。
だから『自分の分を1枚とってから』という一言を省略してしまったんです。
これからは気をつけます。
お母さんのお話を聞いて思い当たることがいくつかあります。
例えばお給食の食器の片付けもそうだったのかもしれません。
『お皿を片付けましょう』って言いました。
そしたらタロくんはホントにお皿だけ片付けて、お椀が机の上に残っていたんです。
『タロくん、これも直さないと』って声をかけたら
今度はお椀を自分の給食袋に入れようとして・・・
『違うでしょ』って言ったらハッとして泣きそうになりながら慌てて食器カゴに持って行きました。
あの時、タロくんの表情に一瞬驚いたんですが、その後は元気にしていたのでそのままに・・・
大丈夫でしょうか?」

「何かの拍子に思い出すかもしれませんが・・・
太郎の場合は前触れが無く突然爆発します。
でも、それがいけないことだと本人もよくわかっているので、
カーッとなったり、暴れ出しそうになったらサポートルームに行くように教えてあります。
頭でわかっていても自分の行動を抑えられないことも自覚しています。
ですから家でも自分からその場を離れて行きます」

「それも、なるほど・・・と思いました。
教室で辛そうにしている時、『サポートルームに行こうか?』と言うと『行く!』って言うんです。
連れて行くと自分でNT先生に『こんなことがあって、こんなことが辛くて、
だからここに来たんだ』ってきちんと説明しているそうです。
後で私がNT先生にお話しに行くとちゃんとつじつまも合ってるので驚きました。
サポートルームで10分ほど過ごしたらスッキリした顔で教室に帰って来てくれます。
ですから、NT先生とも相談したんですが、週に何度か時間を決めて
サポートルームで過ごす枠を決めてもいいのかもしれません。
タロくんが学校で過ごしやすくなる方法を色々考えていきたいと思っています。
お母さんからも色々教えていただくことになると思います。よろしくお願いします」

こんなふうに太郎を受け入れてもらえるなんて、思いもよらなかったので
有難く、嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです

この先、行事等で難しいことも出てくると思いますが、
この学校なら、この先生方なら太郎も頑張れる気がします

太郎の学校生活、いいスタートになりました