姫と太郎の賑やかなお家

姫14歳、太郎9歳。高機能広汎性発達障碍の子供たちとの賑やかな暮らしぶりを綴っていこうと思います。

とうとう・・・

2010-05-11 15:50:09 | 太郎のこと
とうとう太郎が学校を休みました。
ランドセルを背負って玄関まで行って靴を履いたけど
そこから一歩も動けず、ぽろぽろと涙をこぼし
「学校に行っても一人だからイヤだ」と・・・

私も今日は仕事を休むことが出来なくて、
「タロ、お母さんはお仕事に行かなくちゃいけないんだけど
一人でお留守番出来る?」と聞いてみました。

「出来る」と太郎は答えました。


これからのことも考えて思い切って一人でお留守番させてみようと思いました。

学校に無理やり行かせるよりは家でのんびりした方がいいかなぁって思いました。

昨夜、久しぶりに暴れていた太郎。

きっといろんな想いがあるんだろうと思います。

心配で仕方なかったけれど、とにかく長い目で見て考えると
今日は一人でお留守番に挑戦させるのがいいと思いました。

いざとなれば5分ほどで帰れる距離です。

仕事の合間を見て電話をすると
「大丈夫」とそっけない返事

「お昼には帰るからね」と言うと
「うん、わかった。じゃあね


ところが、12時に仕事を終えて着替えていると太郎から電話が
「どうした?」
「お母さん、こっちの時計は12時になってるんだけど」って

太郎にとって「お昼」とは「12時」なんです

「あのね、12時にお仕事が終わるから、それからお片づけして
お着替えして、それから帰るんだよ。
だから、もう少ししてからじゃないとお家には着かないよ。
わかった?」

「ふ~ん、そうなん?わかった。じゃあね」

急いで帰り支度をして

「ただいま~」と玄関を開けても返事が無い。

部屋の中に太郎の姿が無くて

太郎はベランダに出ていました。
ベランダから私の帰る道の方を見ていました

無事にお留守番出来たようです


明日はサポート室なら行けると言うのでサポート室へ直行になりそうです。

今は焦らず騒がず太郎のペースで行こうと思います。

「そんなん子供のわがままやん」って言う人もいますが
その手の雑音は

私たち親子はこれでいいんだって思えるようになりました。

姫の時に散々悩んで迷ったので

今は太郎は太郎、姫は姫。
それぞれの歩幅に合わせた成長を見守るほかないって思っています。


さて、そろそろ午後の勤務に戻らなくては

姫が戻るまで、1時間半ほどの間
また太郎は一人でお留守番です。

親子で1つ、ハードルを飛び越えられた・・・かな?